ポッチ
inmu
コミコミスタジオさんで購入するといただける、おなじみ特典SS小冊子。
表紙は本誌と同じものなので、笠井さんの麗しい絵柄が大きいサイズで堪能できます。ほんとに美しい…。といいつつも、思わず股間部分を凝視してしまったワタクシでした、はい。
表紙+裏表紙に、小説部分は7P。
タイトルは『淫夜』。
本誌も含めてのネタバレを含んでいます。本編読後に読まれることをお勧めします。
序盤は葵の友人の神野視点でスタートします。
本編で、神野の自宅で事をイタしてしまった葵と龍ですが、その際に神野家のソファーを汚してしまい、そのことに対する謝罪に訪れた二人が帰ったところ。
のお話。
神野の思考を通して、葵と龍の関係や彼らの人間性、そして神野の家に助手として住んでいる愛の姿が描かれています。この小冊子を読む限り、愛が単なる助手、という立ち位置にはおらず、今後彼らの物語が紡がれていくのでは、という期待が沸き上がってきます。
後半は葵視点。
紆余曲折経て、恋焦がれていた龍と恋人になれた幸福感を噛みしめている。
恋人になったばかりの龍と色々致したくて仕方がない葵。
そんな葵の気持ちを知ってか知らずか、神野家のソファーを汚してしまったことに贖罪の気持ちを持ち続けている龍。
やや温度差があるか…?と思いつつ読み進めましたが、何のことはない、バカップルの甘々なお話でした。
それにしてもびっくりしたのは神野家の彼らが汚してしまったソファーの値段。庶民の私には想像もつかないようなお高い額のソファーで、いよいよ神野がただものではない気配が漂っています。
本編ではシリアスな空気も漂っていましたが、この小冊子は甘々な恋人たちが満喫できる、そんな内容の小冊子でした。