umeair
good bye Viola
ああああ本編も最高に切なくて最高に刺さるお話だったんですが、こちらの電子限定おまけ漫画も素晴らしかった…!
冷蔵庫に貼ってあった、映画の古い半券。それが蛍にとって大切なものだと知っている準太が、嫉妬するお話です。
「嫉妬ってはじめてされた」「くすぐったい」と笑う蛍を見て、また込み上げてくるものがあって泣いてしまった、、
”初めてされた”の言葉の重み( ; ; )
蛍にはずっとずっとこんな笑顔でいて欲しいし、年下攻め・準太には蛍を笑顔にできるよう頑張って欲しい…!
できる年下攻めだから、安心して任せられます。誰目線だよって感じだけど…
最高に切なく、そして幸せな気持ちになるおまけ漫画でした。
事後、ぬくぬくベッドの中でのふたり。
準太は思い切ってずっと気になっていた、冷蔵庫の扉に貼り付けられていたままの映画の半券の事を螢さんに聞く。それは。
本編にも描かれていた、たった一度、尭さんと初めて外でデートした想い出のもの。
緊張して内容を覚えていないという。
「グッバイ・ヴァイオラ」は、おそらくは1998年公開の「恋に落ちたシェイクスピア」の事。原題は「Shakespeare in Love」だが、ヴァイオラがシェイクスピアの元を去る、という物語なので、「グッバイ・ヴァイオラ」というタイトルのが気が利いているとも思う。
それは、螢の、今は想い出に出来た恋との訣別とも重ねている様で。二重の意味で心憎いタイトルとなっている。
けれども準太は甘く切なく螢さんの過去に嫉妬する。小さなキスを、沢山。螢さんに浴びせながら。
その甘いキスと嫉妬のくすぐったさに。花の様に笑う螢さんの笑顔に。頬赤らめる準太。
本編の重たさを緩やかに温めてくれる4ページです。