ポッチ
hello gray nightshade
『「ハロー・グレイ・ナイトシェード」コミックス購入キャンペーン』として、コミックの帯についている応募券をハガキに貼り応募できた描き下ろし漫画小冊子です(残念ながら応募はすでに終了しています)。
全サとか全プレではないので当たらないかな~と思っていたのですが、無事当たり、いただくことができました。ありがとうございます!嬉しすぎる…。
という事でレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意を。
表紙+裏表紙、本編のコミックが14ページ、合計P18の小冊子。
カバーは茶色のやや厚手のザラっとした紙で、表紙は虎太の、裏表紙は嘉一のイラストが描かれています。
虎太の読モ時代の、そして製菓学校のたくさんの友人たちが虎太のアパートに集まってきます。
なぜなら、その日は虎太の誕生日。彼の誕生日を祝うために彼の友人たちが集まった、という状況。
和気あいあいと楽しんでいる彼らですが、そんな中、虎太のスマホが鳴りはじめます。電話をかけてきたのは嘉一で…。
というお話。
時系列がちょっとわかりづらかったのですが、最後に虎太が嘉一に対して
俺の一等星
と告げるシーンがあるのと、久松さんのツイッターに
>内容はハローグレイのその後の時間軸です。
とあるので、本編終了後のお話のようです。
本編ではシリアスな雰囲気満載でしたが、この小冊子はほのぼの系。
和解し合った虎太・嘉一兄弟に、気持ちがほっこりと和みます。
この小冊子には久松作品の『NEON』の登場人物も出てきますし、もちろん「ハロー・グレイ・ナイトシェード」のそれぞれのストーリーの登場人物も出てきます。久松さんはスピンオフ化させているというか、それぞれの話に繋がりを持たせるのが非常にお上手な作家さまなので、今後の作品にも「ハロー~」で出てきたキャラが登場すると嬉しいな、と思います。
ついでに、虎太の肌の色がなぜ褐色なのか、そのあたりのエピソードも出てくると嬉しいな。
久松作品なので、と言っていいのか、エロ度は一切なし。
エロ度はないけれどほのぼの優しい空気は満ちている、可愛らしいお話でした。