てんてん
foyer nite
本品は『アンビバレンツなふたり』の
初回特典ペーパーになります。
篠川視点で
賀来とバレエを観に行くお話です。
篠川は賀来に誘われて
バレエを観に行くことになります。
オペラほどではないと言われても
やはりチケットは高価で
ドレスアップした客が多く
篠川も賀来に付き合わされて
シックなスーツ姿です。
幕間の休息時間に
ホワイエに吐き出された
観客の間でも賀来の姿は
とても目立っています。
美貌で名高い敏腕経営者の顔を
知っている者も少なくなくて
中にはスマホのカメラで
撮影する者までいますが
シャンパングラスを
両手に持って戻ってきた賀来は
慣れているからと余裕です。
しかし、
賀来に挨拶するものが出てきて
あっという間に人だかりができて
輪の外に押し出された篠川は
仏頂面でシャンパンを
飲む羽目になり…
B6サイズペーパー両面中折り
2段組3頁と長めの番外編は
舞台の幕間に起こった
出来事になります。
しばらく後、開幕5分前を
知らせる放送がかかり
賀来は篠川の元に戻ってきますが
2人の梳く傍に立っていた
女性客が足元をふらつかせて崩れ落ち
賀来が声を上げる間もなく
篠川は女性客に素早く声を掛けて
彼女を診断し始めます。
結果的には軽い貧血だったようで
劇場関係者に任せた時には
二幕が開幕していました。
バレエは始まってしまったら
中には入れないという賀来に
篠川は申し訳なくなりますが
賀来はおっとりとこう告げます。
臣がお医者さんをしているところ
あんまり見られないから
たまに見られると嬉しくなる
どうやら賀来のオーナー姿は
篠川によく見られているのに
医者の篠川の姿は
なかなか見られず不公平だと
思っていたようなのです(笑)
大人な2人だからこその
ハイソな状況設定と
短い時間のやりとりに
2人のキャラがよく出ていて
楽しめました。
コミコミ特典ペーパーと
ちょこっとリンクしているのも
春原先生らしい遊び心を
感じますね♪