magubo
CHARDE 20th Anniversary
高遠琉加先生の『愛と混乱のレストラン』が大好きで、未だに何度も読み返しています。
シリーズの番外編が掲載されているということで、どうしても読みたくて入手しました。こちら電子配信はないようです。
本編
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夢の庭「愛と混乱のレストラン」シリーズ番外編プレミアム小冊子(電子配信あり)
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今作「エッグ・ミルク・シュガー」
の時系列です。もう10年も前の小冊子で入手困難だと思いますが、ここまで読んでほしい…!
恋人同士になり、ル・ジャルダン・デ・レーヴの共同経営者になり、同居を始めた2人のその後。6月ジューンブライドの時期に忙しくてすれ違いの日々と身体の不調が重なってイライラが募る修司視点のお話です。
修司が恋人・理人へ抱く想いが、本人の性格同様ぶっきらぼうなんだけど甘くて…。
ーディレクトールを浴びるほどしあわせにしたくて
ー美味しいものを毎日食べさせたくて、それが自分のしあわせのような気がする
ーでもしかたがない。目の前にいる恋人が世界で一番可愛いと思ってしまうんだから
修司らしくて最高です。そして、可愛くないところが可愛いという理人に完全降伏してる修司が読めます。
46ページほどの短編ですが、2人のすれ違いや理人の過去に関わるお話がしっかりまとまっていて、ラスト珍しく弱っている修司に理人が作ってくれたのが…。
素敵なタイトル回収でした♪
相変わらずのレーヴのスタッフのみんなや弟の雅紀も出てくるし、2人がお互いに変わっていく様子や恋人としてのやり取りに多幸感半端ないです。
とても満足度が高く大事に繰り返し読んでいます。
いつかまた彼らに会えたら嬉しいな。