ポッチ
amai saezuri
コミコミスタジオさんで購入するといただける特典書き下ろしペーパー。ピンク色のB5サイズの紙に、両面印刷されています。
内容をざっくりと、すみません、ネタバレしてます。
時系列は本編終了後。凌平視点でのお話です。
タイトルは『甘い囀り』。
本編で、盈を手放したくないがゆえに監禁まがいのことまでした凌平ですが、盈への自身の想いを認めたことで心に平穏を取り戻した彼。
盈を愛しているからこそ、自分の想いを押し付けるだけではなく盈が喜ぶことをしてあげたい、幸せな日々を過ごさせてあげたいと思うようになった彼ですが、そんな凌平に応えるように、言葉も表情も増えてきた盈へのあふれ出る愛おしさは留まるところを知らず。
ふたりが、平穏で、幸せな毎日を送っている様子が描かれています。
本編の終盤で盈が「凌平は私の声を褒めたことがないから」あまり話さないようしている、という件がありましたが、このペーパーに描かれている凌平が盈の声を鳥の囀りに例えて褒めるシーンが印象的。
凌平に声を褒められ泣く盈。
盈にとって、凌平の一挙手一投足が全てなんだと。
盈の想いに胸が打たれました。
視点は凌平なのですが、このSSから読みとれるのは盈の凌平への想いなんです。
生育環境ゆえに人として未熟な盈が、凌平に愛され、共に過ごすことで徐々に成長し満たされているさまが読み取れる、とっても素敵な内容のSSでした。