てんてん
suisen no hanakanmuri
本品は『軍神皇帝の寵花』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
汪凱が結婚許可を得るため奮闘するお話です。
三度の予見により男ながらに
綸の皇帝の花嫁になるべく
女として育てられた伶藍。
紆余曲折を経て
綸に攻め入った隗の皇帝と恋仲になり
彼の后にと望まれます。
伶藍も綸皇帝とは違って
自分自身を愛してくれる汪凱の
后になりたいと望みます。
汪凱は親族の同意を得て
漣の集落を訪れるのですが
伶藍の養母である玉來が
この婚姻に猛反対していました。
伶藍にすれば
一度目は無理やり嫁がせたくせに
二度目がだめな理由がわかりません。
汪凱は玉來にとってそれだけ
伶藍が大事な娘なのだと言いますが
1度や2度の事ならまだしも
集落を訪れるのはもう13度目なのです。
隗に王城をもつ汪凱がどれだけ苦労して
時間をやりくりしているかと思うと
玉來への怒りがおさまりません。
玉來の家屋の外で
承諾を得るまでここを動かないと
宣言します。
汪凱は笑って自分も一緒に残ると
言ってくれるのですが…
B5ペーパー片面ながらも4段組なので
通常のSSよりかなり増量(笑)されての
娘さんを下さいストーリーです♪
玉來の許可を得るために
汪凱の訪問が13回目を数えた今回
伶藍は座り込みを決行します(笑)
日が沈むと女衆が
角灯と掛布を持ってきてくれましたが
寒空の下での座り込みに
汪凱も巻き込んでしまった事は
伶藍の我儘にほかなりません。
しかし、汪凱は
伶藍の気持ちと寒さを払拭させる為
膝に乗せてすっぽり包み
ときどき唇で触れたりして
伶藍との二人きりの時を楽しむべく
いちゃいちゃな展開に♡
そんな2人の様子に
やっと玉來が折れるという幕引きまで
楽しく読めました。
タイトルとなった水仙の花冠は
座り込みを始めた2人に
漣の子供達がくれたもので
座りこむ伶藍を励まし癒してくれます。
伶藍は汪凱との出会いで
自分の足で立つ事を学び
未来を掴みとる道を選びます。
玉來は2人の気持ちが
変わる事はないと判っていても
いろいろと思う事もあったのでしょう。
いろいろと前提はあるとしても
ちょっとの間もいちゃいちゃにもっていく
汪凱の茶目っ気も良かったですが
玉來の親心の複雑さが垣間見えたのも
なかなか良かったです v(^-^)o゛