てんてん
kimi ni oboreru
本品は
『性悪人誑しに男前わんこが溺れています』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
本編で野江が仙台に転勤した後
仙台で行われた献茶会での出来事になります。
よく晴れた秋の午後。
野江は仙台駅前からほど近い
ホテルで行われる献茶式に向かっていました。
この献茶会は
茶道の宗家が東北応援のために
県の主だった名士を集めて行われるモノで
この為に恋人が来仙していたのです。
野江はエレベーターで上がったフロアで
ちょうど眼鏡をかけた若い男が
廊下に出てきてところに遭遇し
思わず叫んでしまいます。
千林さんっ
その声で足をとめた男こそ
野江が早く会いたいと願った恋人
千林だったのです。
しかし彼はかつて野江が見慣れた
スーツや作業着ではなく羽織袴の姿で
こちらに向かってこようとするも
その途中で声を掛けられて足が止まり
あっという間に着物やドレスの女性に
囲まれてしまいます。
顔しか見えなくなった千林ですが
野江には彼が不機嫌な様子が
感じられました。
野江は遠距離でも気持ちだけは
通じ合ってきたと自負しています。
いまは早くこちらに着たくて、
だけど周囲の手前もあるから
邪険にも出来なくて、
辛抱第一にしているところだ
野江もすぐに近くに寄って話したいけれど
胸の高鳴りを抑えるには
これくらいの邪魔が入った方が
良いのかもしれないと思います。
そうでなければ勢いのまま
千林に飛びついて人目もかまわず
寂しさをうったえてしまうかも…
B5サイズペーパー
両面を使った長めの番外編です。
野江が仙台に転勤し
千林が家業の手伝いで休職中の
出来事になります。
茶会のためにやってきた千林と
久しぶりに会える嬉しさで
ハイテンションな野江ですが
千林はもっと即物的♪
自分を囲っていた女性達を
ほとんど振り切る格好でやってきて
野江との会話も早々に
ホテルの上階に連れて行くのですよ。
そして部屋に入ると
思いっきりディープキスして
野江の服を手早く剥いじゃうという (^_^A)
野江も否やはないけど
久しぶりに会えたのに優しくない!
と反撃を試みるのですが
美味しく頂かれる準備を
手伝わされただけなのですよね。
逢瀬もままならない
遠距離恋愛の2人なので
とにかくイタしたいのはわかるますし
千林がどのくらい野江に溺れているかが
良くわかる展開でしたので
間違ってはいないと思うけど
お部屋に行く前に
もうすこ~し何かあっても良いのでは?!
とちょっと思った展開だったので
「萌」評価に留めます。