ポッチ
tourou no ori
螳螂的牢笼
アニメイトさんで購入するといただける有償の特典ファイルです。1巻もしくは2巻のいずれかとセットになっているので2冊購入する必要はありませんが、「有償」なので+600円(税抜き)必要です。1巻でも2巻でも同じ絵柄だそう。
『蟷螂の檻』は購入先によって特典がいくつかありますが、そのいずれもが
もし典彦と育郎がドラマ『蟷螂の檻』の俳優だったら。
という設定の現代パロ漫画
になっています。
本編を補足する内容ではなく、本編のシリアスな雰囲気は一切ありません。ギャグ要素満載なので好みが分かれるかも。
タイトルはすべて『蟷螂の檻の中の人』。
深山典彦役 → M山
Vシネ作品でデビュー。刑事または犯罪者の役が多い。
當間育郎役 → I郎
アイドルグループに所属。グループ内ではしゃべると残念なブルー担当。
彼らがドラマで演技をする俳優さん、という設定が前提になっています。
タイトルの『蟷螂の檻の中の人』の「中の人」ってどういう意味なのかな、と思っていたのですが、『蟷螂の檻』をドラマ化したときに登場人物たちを演じてくれる俳優さんのことだったんですね。
その俳優さんたちを主人公にしたパロ漫画です。
で、ここまではどの特典も共通している設定。
アニメイトさんの特典ファイルは、というと。
A4サイズですが、ファイルなのでA4の紙よりも一回り大きい225×310mmの大きさ。ちょっと大きめです。ダブルポケット仕様なのでぴらっと開くことができますが、表紙の右側と左側の絵柄が微妙に違います。『蟷螂の檻』の1巻と同じ絵柄かなと思いきや、少しずつ違うところがなんとも手が込んでるな、という印象。
背景の色も向かって右側が白、左側は赤になっていて、本誌とイメージが近い感じになっていました。
中を開くと左右両方にポケットが付いていて、そこに漫画が記載されています。
左右いずれの漫画もI郎とM山が撮影の合間に二人で飲みに来た、という設定。
右側の漫画
I 郎「ところでおれらラブシーン?つかカラミあんすよね」
M山「あーうん聞いてる」
I 郎「おれ はじめてなんすよ そーゆーの」
M山「じゃあ慣れるために手でも繋いでみる?」
I 郎「あ…じゃあ」
と手を繋ぐとM山の触り方がエロくて…
左側の漫画
I 郎「…手 ぬくいっすよね」
M山「ああよく言われる 気持ちいいんだって」
I 郎「…」
「あの…ちょと 恥じくなってきたんで…」
と赤面するI 郎に、M山はそんなI郎が可愛くて遊んじゃう。
という内容。
色事(というか物事全てにですが)に疎く深山に放浪されっぱなしの育郎は、現代パロでもやっぱりM山に翻弄されっぱなしで激カワでした。
彩景さんのイメージする二人のイメージが、育郎はアイドルが、深山はVシネ出身の俳優さんが、それぞれ起用されていて、うん、こんな感じ。と思わず納得。
本編はシリアス一辺倒なので、特典で遊んじゃったのかな?と思ったりしました。
彩景さんはシリアスもギャグものも、両方描ける作家さまなのでこういう遊びは楽しいな、と。
正直ただのクリアファイルだったら複数買いしなかったと思うのだけれど、中に漫画が描かれてると聞いて特典欲しさに複数買いしちゃいましたが、満足度の高い特典でした。