てんてん
oujisama wa chotto zannen
本品は『王子様はちょっと残念』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。
2人が付合いだして2年目、
館石が吉矢をドライブに連れ出すお話です。
恋人である館石と付合い始めて約2年、
同性にしか惹かれない事と悩んでいた吉矢を
館石の愛情は熱く溶かしてくれていました。
館石は一月に成人式を迎え
連載中のファンタジーは大当たり中♪
ほとんどの作業をひとりでこなす館石は
寝る間も惜しんで描いていて
吉矢はできるだけ
館石の自宅に顔を出しています。
今日の吉矢は
仕あがった原稿を引取ったら
印刷所に入れる段取りになっていて
ラストスパート中の館石に
この原稿が終わったら付合って欲しい
といわれて笑顔で引き受けます。
明朝8時、向かった館石家で
吉矢を待っていたのは
真新しい真っ赤なポルシェ♪
館石は半年前に吉矢に内緒で
合宿で免許を取ったそうで
ポルシェの後方に若葉マークを付けて
粋な仕草でハンジルを回しますが
直後にがくっと車が前のめり!!
アクセルとブレーキを踏み間違える館石に
早くも吉矢の胸に不安がよぎるのですが…
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)で、
1頁2段組み12頁という長いめな番外編は
2人のドライブデートのお話になります。
走り出してみれば幸いにも
吉矢の不安は的中することなく
途中の高速への合流も
吉矢がハラハラしただけで
数時間後には湘南海岸を
気持ちよく走っていました。
目についた駐車場に車を止めて
海岸沿いを2人で歩いきつつ
吉矢は今の幸せをかみしめます。
しかし館石は
2人のもっと先の未来も考えていて
コートのポケットから
黒いヴェルベットの小箱を取りだして
吉矢にプロポーズ♡
規格外すがる館石ですが
何をやってもスマートに見えるから
吉矢もぼぉってしちゃうのでしようね。
ウェデングベルもならすそうで
ちょっと覗いてみたいです o(^_-)/
※他店舗特典(レビュー済)
協力書店特典は成人式の夜のお話です。