恋を知った神さまは 書き下ろしショートストーリー小冊子

koi wo shitta kamisama wa

恋を知った神さまは 書き下ろしショートストーリー小冊子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
2
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
恋を知った神さまは(但コミコミスタジオ購入者のみ)

商品説明

ノベルズ発売記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
本編後、櫨禅と都杷を訪れた志摩が珍しい壺を見つけた事でおこった出来事の顛末です。

レビュー投稿数2

好奇心はリスも旺盛

本品は『恋を知った神さまは』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。

本編後、都杷の家で
志摩が見つけた不思議な壺のお話になりす。

とある日の午後、
志摩は櫨禅について都杷の屋敷を訪れます。

志摩は櫨禅を待つ間、
都杷が入れてくれたお茶と
他の里から貰ったというお菓子を頂きながら
ゆったりとくつろいでいました。

都杷の屋敷は客間隣室以外は
家具の配置や物の数が頻繁に変わっていて
志摩はいつも興味深々です。

美術品の良し悪しは良くわかりませんが
きれいだなぁと素直に感心して見ていると
何やら歌声のようなものが聞こえてきました。

微かですが確かに聞こえる声は
鮮やかな鳥獣模様の白い壺の中から
聞こえてきているようです。

触っても特に変化がないけれど
壺の口から手が入りそうだと思った志摩は
袖をまくって腕を入れて・・・
壺の中に落ちてしまいます!!

痛い頭を押さえて起き上がった志摩は
そこが千世の屋敷の一番広い部屋よりも
広い畳敷きの部屋でびっくりします。

壺の中に落ちたはずなのに???

するとこの屋敷の主だという
見目麗しい男性・光瀬が
にこやかに話しかけてきました。

光瀬が腹を空かせていたために
志摩の神力を吸いとってしまったのが
原因だろうと推測されますが

光瀬の元を訪れるていた神たちは
自由気ままに出入りしていたらしく
志摩が外に出る方法はわかりません。

神様らしい事は何一つ出来ない志摩は
もうここから出られないかもと思うと
涙が止まらなくなってしまいます。

しくしく泣く志摩を
光瀬は琵琶や歌で慰めようとしますが
お世辞にも上手いとは言えなくて
益々志摩の気分は下降していきます。

そのうちに段々と日が暮れてしまいますが
琵琶弾きながら歌う光瀬の声以外に
何か別の声が聞こえたような気がして?!

津和の里は住んでいる者達にも
何が起こるかはわからない不思議な里
という事で

志摩に起きた不思議な出来事を
描いた番外編になります。

志摩が訊いた声は櫨禅のもので
櫨禅は志摩同様に壺に手を入れて
志摩を探しに壺の世界にやってきますが
櫨禅は都杷の協力を得てきていたので
2人は無事に外の世界に戻れます。

志摩が落ちてしまった光瀬の壺は
長い年月を経て妖となった付喪神で
光瀬は対の壺の付喪神と長らく喧嘩して
壺に籠っていたという事も判明、

光瀬の方も緊急事態と呼び出された
対の壺の相手と引き合わされて
結果的には仲直りする機会となったという
大団円で終了します♪

志摩がちょっと気をつけて
都杷がちょっと一言注意してれば
防げたかもな事件なのですよね。

志摩の大冒険的な読み方だと
結構楽しく読めると思いますが
もうちょっと志摩が頑張ったよ的な
感じがあると良かったなぁ @(-”-)

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次回作の伏線かな…?

コミコミスタジオさんで購入するといただけるおなじみの特典の書き下ろし小冊子です。A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子で、小説部分のページ数は7P。

さて、内容をざっくりと。


時系列は本編終了後。志摩視点で書かれています。

櫨禅とともに都杷の屋敷を訪れた志摩は、櫨禅が都杷と話をしている間一人でお茶を飲みながら待つことに。
お菓子を食べながら一人部屋にいる志摩ですが、都杷のお屋敷で今まで見かけたことのなかった壺を発見。そして、その壺から何やら歌声が聞こえてきて。
不思議に思った志摩が壺に手を突っ込むと、急に中へ引きこまれてしまい、気づいた時には壺の中に落ちてしまった志摩。

壺の中には見目麗しい男性・光瀬がいるのですが、彼はずっと壺の中にいるのだという。このまま壺の中に閉じ込められてしまったら櫨禅に会えなくなってしまう、それは嫌だと思う志摩なのですが、もちろん櫨禅によって救出されて…。

というお話。

光瀬の正体は付喪神とのことですが、千世が主役になるスピンオフの伏線なのかなと思いました。

救出された後は志摩と櫨禅の甘々ムードに一転。光瀬を案じる志摩を可愛い可愛いと愛でる櫨禅なのです。

志摩が可愛いと共感できる方なら萌え萌えなお話なんじゃないかなと思います。

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