ポッチ
ai wo suteta canaria
コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただける書き下ろし小冊子です。A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子で、小説部分のページ数は7P。
さて内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。
時系列としては本編の後。神羅視点で書かれています。タイトルは『悩乱蜜夜』。
忙しい合間を縫って別宅で待つ神羅に会いに来てくれる天遊。けれどその日は気もそぞろな様子の天遊に「何かあったのか」と問う神羅で。
天遊の妻子について今まで会話を避けてきた二人ですが、この日妻子について自分の気持ちを吐露した天遊ですが、その内容が天遊の息子に妻を、という話が進んでいるというもの。
自分も結婚する気はなかった。
息子の意に反して結婚させるのはかわいそうだ。
もし、息子夫婦に孫ができたら自分は「祖父」になるわけで、それも年を取ったようで嫌だ。
という趣旨の話をします。
その中でも天遊が一番心配なのが、「お爺ちゃんになったら神羅が離れて行ってしまうのではないか」という点。
けれど、そんな心配はいらないと答える神羅に、そのままエチシーンへと…。
というお話でした。
シリアスな雰囲気が漂っていた本編とは異なり、甘々で二人が仲睦まじく過ごしている様子が伺えてほのぼのするお話ではあるんです。
ただ、天遊の妻子の話とか、孫ができるかも、とか、そういう話って必要だったかな、とも思ったりしました。「攻めの妻子」については地雷の方は少なからずいらっしゃるんじゃないかな、と思うので。
ですが、「天遊の息子が不本意な結婚をしてつらい思いをしないように守ってあげてほしい」と神羅が天遊に告げたり、「息子は宋紳蘭の隠れファンらしい」と天遊が話したりするシーンが最後に出てきたので、もしかしたらスピンオフの伏線なのかな…?とちらりと思ったりもしました。