てんてん
aru yawarakana nichijo
本品は『びんぼう草の君』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
本編後、2人暮らしの
ほのぼのとした日常になります。
志信は恋人になった吉野と
彼のマンションで暮らしています。
玄関のシリンダー鍵を回す時
志信は昔住んでいた家の事を思い出します。
親子で暮らしたのは一軒家で
ココはマンションと佇まいは違いますが
鍵の構造が似ているのです。
父の死から今までは
昼夜に渡って借金を返す事ばかりに
神経を使って余裕もなっかったけれど
思えば父を亡くしたいらだちや寂しさから
目をそむけていたのかもしれません。
今、家族との思い出を
振り返れるようになったのは
吉野の自然体で優しい存在が
あったからこそだと志信は思っています。
志信が暖かな気持ちで玄関を開くと
家主が待ち構えた様に姿を現し
ギュッと抱きこまれてしまいます。
吉野に穏やかな笑みを向けられると
一日の疲れが飛んでいくようです♪
今日は離れて暮らす母が
送ってくれた野菜が届いていて
母が作っていると言う
ほうれん草が沢山詰められていました。
早速、
おひたしにする準備に入りますが
吉野はほうれん草について説明を始め・・・
B5サイズペーパー両面を使った
少し長めの番外編です。
志信視点で2人のその後と
志信の母と伯母の様子もうかがえる
後日談になっています。
門外漢だと言いながらも
ほうれん草について色々話す吉野を
志信はかっこ良くて賢いといい、
吉野は褒められて舞いあがった結果
ほうれん草は少し残念になってしまいますが
志信にとって吉野は
いつでもかっこいい存在で
そんな彼と暮らしがとっても楽しい♪
というほのぼのさが良かったです。
ハートが飛んでるラブいちゃでは無いですが
2人でいるのが幸せって感じが
溢れていてほんわかさせられる
楽しいSSでした (^◇^)/