ポッチ
inu no namae
アニメイトさんで購入するといただけるペーパーです。大きさはA6サイズ、つるっとした少し厚手の白色の紙に片面印刷されています。
上半分に4コマ漫画、下にはイラストが描かれています。
さて、内容を。
本編で出てくる、嶋家の皆さん視点のお話。
本編で、巴が嶋家に遊びに行ったときに抱っこさせられていた、当時まだ赤ちゃんだった五男の五郎くん(詳細は描かれていませんが、おそらく4~5歳くらいだと思われる)が写真を見ながら『誰これ』と聞きます。
その写真を見に集まってきた長女、三男、四男の皆さん。
「わ、懐かしい!」(長女ちゃん)
「誰だっけ?」(三男くん)
「関口さんだよ」(四男くん)
という会話を始めます。
「よく玩具とか直しれくれた…」
「そーだっけ?」
とお兄ちゃんたちが話すのを聞きながら五郎くんが
「何でおれ この人にだっこされてんの?」
と問うと、長女の一子ちゃんが
「関口さん気弱でいい人だから押し付けやすかったのよ」と…(爆)。
で、下側のイラストは巴、長次郎、嶋くんと嶋くんの兄弟たちが写っている写真。
破魔矢を持っているところを見ると、初詣帰りなのかな?
五郎くんが
「で こっちの怖い顔した男の人は?」
の問いに、
「…その方は…」
「なぜかいつの間にか関口さんと来るよーになったんだよね… 怖かった…」
「?誰だっけ」
と答える兄弟たち。
ビジュアルも、ざっくばらんで細かいことは気にしない性格も似ている嶋くん、長女ちゃん、三男くんに、五男くん。
反対に几帳面そうで、おおざっぱな兄弟の尻拭いをしていそうな四男くんに、本編でしか出てこない長男の塔一さん。
明るくにぎやかな嶋家の面々の会話に爆笑しつつ、写真のイラストもよかった。
目に包帯を巻き、ちょっと痛々しい姿ながらも笑顔の巴。
巴に抱っこされる五郎くんを苦々しい顔で見つめる長次郎。
巴も長次郎も出てこないのですが、嶋家の皆さんの会話の内容から、今は二人寄り添って生きている様子が垣間見れます。
切ないすれ違いもあったけれど、想いの通じた二人の様子に安心する、そんなペーパーでした。