すみれ0401
camomile rhapsody
本編のその後のお話になっています。
以下、内容になります。
恋人同士になって一年が経つ日和と鳴沢の同居生活は始まったばかり。
まだ荷解きが残っている状態の中、鳴沢が捜し出したいのは爪ヤスリ。
日和は日和で段ボールの山の中から何かを見つけようとしている。
しかも、はじまったばかりの同居に緊張しているのか、頬を赤らめいちいち挙動不審・・・
そんな様子の日和のことがまた愛しくて愛しくてたまらない鳴沢。
付き合って一年経っても初々しい反応や恥じらいを見せる日和がかわいくてたまらないのだ。
日和はティーカップを捜していたようだが、無事に発見。
しかし、鳴沢の探し物である爪ヤスリはなかなか出てこない。
鳴沢が何のために爪ヤスリを捜しているかというと、引っ越し作業の際に割れてしまった爪をヤスリで手入れしたいからなのだ。しかも、手入れをしたい理由は、実は日和の体を傷つけないために・・・なのだ。
しかも、たった三日しかない引っ越し休暇、その貴重な三日間の休暇を荷物なんかそっちのけで思いっきり日和を愛したい・・・という気持ちでいっぱいの鳴沢。
何が何でも早く爪の手入れをしなければ!!!
日和の提案でお茶で一息つく2人。
日和についムラムラしてしまう自分を押さえねば・・・と鳴沢がこらえていたところ、日和が顔をあからめ、べべべべベッドルームを先に片づける?なんて言い出したものだから、鳴沢の理性の最後の我慢がプツっと切れ・・・
とにかく爪ヤスリを見つけてくれ!!!と日和にも手伝ってもらい、爪ヤスリをなんとかみつけだし、爪の手入れをし出す鳴沢。
訳が分からなくて、それならキッチン片づけようかな・・・と言い出した日和に、鳴沢はお風呂の準備を頼むのだった。
それを聞いて、思わず瞳を潤ませる日和。
そう、日和も鳴沢とHな事をしたいと思いながらも言い出せず、しかもこんなことを考えているのは自分だけなのかも・・・と思っていたから・・・恥ずかしくて・・・と。
鳴沢は爪ヤスリがなぜ必要だったか日和に説明し、そして爪を整え、お風呂の準備もでき、防音完璧な部屋でこれから三日間たっぷり日和に触れられる喜びで頭がいっぱいの鳴沢なのだった。