江名
kachou fugetsu
コミック3巻の19話の最後で、
サバトの弟の円馬が大輝に、
温泉に黒井家の当主以外が入ると「ふのー?」になるんだよ?
って言っていましたが、
なんでそうなったのか…というむかしばなしが、描かれていました。
昔、黒井家のご先祖様に、
それはそれは信心深い、若き当主がおりました。
(CVは市原○子、だそうですよw)
※ 当主役:サバトで描かれています
当主はその信心深さ故に、神様達からも大変愛されておりました。
(神役:幹久・ガラ・ヤヤ)
そんなある日、
いつもの様に当主が、禊代わりの温泉・弁天の湯につかっていると、
男(大輝)がいきなり山の上から転がるように落ちてきて、
弁天の湯に飛び込んできます。
「 !? 何だ!? 」驚いて叫ぶ当主。
そんな当主の美しい裸体に、無言で見惚れる男…。
男は自分が何者なのか、どこから来たのか、
記憶をなくしていて分かりませんが、ふたりは一目で恋に落ちます。
熱いくちづけを交わし、人目を忍んでは逢瀬を繰り返し、
身も心も重ねて番となります。
(汁を飛び散らせてのエッチの様子がしっかり描かれています♡)
当主にとっては初めての恋です。
けれど、それは長くは続きません、
ある日を境に男は姿を消してしまったのです。
悲しみに泣く当主。
その姿に、神様達も胸を痛めます。
中でも温泉の上に奉られている弁天様(博巳さん)は、
当主をとても気に入っていただけに怒りが激しく、
「あんな男の○○なんて、××って○○て不能になれ」と言い放ち、
今後、温泉に当主以外の者が入れば、即刻ED、という祟りが決定。
ただ、山の神(幹久)の進言により、
芸の才ある者は目こぼしされることになったのでした。
で、現代に場面は戻って…
その話を聞いた大輝は、
「マジ陶芸家でよかったわーーあやうくインポになるところだったぜ」
(陶芸家=芸の才がある→EDになる心配ナシ)
そう言って、さも当たり前のように温泉に入るために服を脱ぎだします。
もちろん、温泉に一緒に入ることをサバトは許すはずもなく、
怖い顔で「今すぐ立ち去れ」と怒ります。
でも「もぉいいじゃん~俺と沢斗の仲だろー?」と大樹、
そして笑っていたかと思うと、ぐいっとサバトを抱き寄せて、
ちゅっ♡
「こーゆーこと…する仲じゃん?」
サバトは顔を真っ赤にして怒って、大輝を思いっきり平手打ち☆
そして、ふたりはいつものようにギャーギャーと言い合って、
……今日も平和な感じです。
めでたし、めでたし?
むかしばなしの内容も、それぞれの配役も、
なかなか面白くて満足度の高い小冊子でした~♪