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denpaotoko to otomeyarou
コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただける書き下ろし小冊子です。読んだのはだいぶ前なのですが、『デンパ男とオトメ野郎』の続編にあたる『溺愛オトコと純愛ヤロウ』が発売になるとのことで再読してみました。
A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子で、表紙・裏表紙合わせて12Pで、小説部分のページは7P。
さて内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。
時系列としては本編の後。聡視点で書かれています。
今までは過去の恋愛のトラウマから恋人は作らず好みの男とその日限りのセックスを楽しんできた聡ですが、和巳と恋人同士になってからは貞操を守っている彼。
その日も行きつけのゲイバーで一人飲んでいた聡ですが、彼のもとに1通のメールが届きます。
『三〇二五』とだけ書かれたメール。
いつも、和巳から届くメールにはホテルの部屋番号か、彼の名前だけが記されていて。けれど、そのそっけないメールには和巳なりの気遣いが溢れていることに気づいた聡は…。
というお話でした。
小説部分は7Pですが、濡れ場は正味4Pほど。エロエロ・甘々な空気満載な小冊子でした。
久しぶりに会った和巳に『10回イカせろ』と煽った聡と、恋人をメタメタに甘やかしたい和巳の思惑が一致して何とも甘い空気が流れています。
本編でもそうでしたが、非常にエロエロしい濡れ場を描かれる作家さんなんですよね。
そして、エロいだけではなくて、聡の、ツンデレの陰に隠された恋人への一途な想いを秘めた乙女心だったり。
和巳の、天然ちゃんでありながら内に秘めた聡への深い愛情があったり。
そういうところもきちんと描き込まれているので、二人の相手を想う気持ちと、エロさが相まって、非常に甘々な内容でした。
この甘々な二人に、続編の『溺愛オトコと純愛ヤロウ』では何やら不穏な空気が流れるようなので、そちらもすんごく楽しみです。