kurinn
kuroi inyaku
時系列は不明ですが、月に一度の降龍殿での逢瀬の時のお話のようでした。
常盤の気持ちが自分にあると信じている薔ですが、椿が絡むと常にグラグラしてカッカしていたのが三巻まででした。四巻は教団本部が舞台だったので、常盤の為に気持ちが揺れ動いて暴走する姿はちょっとしかありませんでした。
こちらのお話は事後に身を清めようと風呂に向かった薔薇が、脱衣所の床であるものを拾った事からまた嫉妬してしまうお話でした。
それは椿の刺繍がされた小さな巾着で、いけないと思いながら薔が開けてしまうとそこには黒くて艶やかな長い毛が入っていたのです。
椿の髪の毛と思った薔はその場で愕然としてしまうのです。そこに常盤がやって来て巾着を見られてしいバツの悪そうな表情をして、御守りだから中を見ては行けないと嗜められるのです。
ショックを受けて「いつも持ち歩いているのか」と聞く薔に、常盤は初代カメリアノワールの鬣だと言うのでした。
そうです、椿の髪の毛ではなく常盤の亡くなった愛馬の鬣だったのでした。www
薔(椿)との再会を願って御守りにしていたのでした。
その後に馬の御守りの御利益なのか、絶倫な常盤に薔は再度挑まれていました。www