kumachi7
Daria Series 2015 SPECIAL BOOK
ロスト・コントロール-虚無仮説-だけ読みました。
ほかの作品は読んでません。
すみません。
これだけのために、ロスト・コントロール-虚無仮説-もう1冊買いました。
保存用にとっておきます(*´ω`*)帯もついてたし。
あのふたりがこんなに落ち着いた生活をしてるとは思ってもみませんでした。
良かったね( ;∀;)と本当に思わずにいられません。
ハイエルただ一人、彼だけの『愛してる』のやり方、素敵です。
亡くなったジュリーとの約束で『愛してる』と声に出すことはなくても。
ほんの少しの短いエピソードですが、ふたりの幸せそうな姿が見られて本当に良かったです。
『ダリアシリーズ 2015』のフェア書き下ろしSS小冊子。
こちらのシリーズは大判で分厚いのが特徴でして、ちょっとハードルが高いのですよね。
価格は1000円オーバーですし、サイズ的に読みずらく収納もかさばります。
なぜ文庫又はノベルズにしなかったのか疑問ですが、豪華な感じを狙ったのでしょうかね。
失敗してしまった感もありますが…(苦笑
ただ、翻訳BL『ロスト・コントロール-虚無仮説-』にどハマりしてしまい、このフェアに釣られてしまいました(苦笑
対象は『5人の王』全3巻、『ロスト・コントロール-虚無仮説-』全2巻、『engageシリーズ』全3巻、『伯爵シリーズ』全2巻のいずれか一冊購入で貰えます。
★『5人の王』より
→本編同様、西方出身のセージ(緑の王)の一人称。
新年を祝うための準備に資金が足りず、5人の王の中で最も小さい緑の宮殿のみ何もしないままとなりそうで…
新年の祝い事をする時期でありながら、セージの元へ青の王、赤の王、紫の王、黒の王が式典から早々に戻ってきてしまいます。
本編自体はかなり痛いということですがこのSSはほんわかしておりまして、この感じがその後のお話となるなら読めるかなとホッといたしました。
★『ロスト・コントロール-虚無仮説-』より
→主人公の藍とFBIでの上司兼恋人のハイエルが、休暇で藍の実家(養子先ですが)へ赴くお話です。本編からは二年後となっています。
はー、こんな甘ったるい雰囲気に二人がなるなんて。しかも藍の部屋で同棲してるようで。藍が食事を作ったらハイエルが食器を洗うなんて、本当生活がうまくいっている自然な表現でジワっときます。
本編ではハイエルが『愛している』という言葉を亡き妻以外には使えないということが、事件と共に語られています。
藍もそこは納得済みで付き合っているのでそれ自体に不満や不安はないものの、二人の今後の有り様(結婚とか、カリフォルニアなので)について考えずにはいられません。
そのことについて、今回ハイエルが答えを指し示してくれるのです…ああ、良かったよ(涙
しかし気になるのは、今回大人しく完璧な彼氏として実家で過ごすご褒美に、帰ったら引き出しのアレを使って良いよという藍…アレって何ー!
★『engageシリーズ』より
→伊関と永見が共に暮らしている中で、今後養子縁組という選択肢について伊関が思い悩むお話。
と言っても、正味三ページという短さです(苦笑
★『伯爵シリーズ』より
→本編は桜荘の管理人・明と吸血鬼の貴族エディのカップルで、このSSでは二人がエディの城で結婚式をし日本に戻ってきた後の夜のお散歩はなしとなっております。
夜のお散歩にどこか不満があるエディをうまく操作し、それを解決する明の見事さに感服。
まるで長く共に暮らす夫婦(笑
二人ともあまり口が良くないので、どちらが喋っているのか順番で判断したりするという難点はあったものの、恋人繋ぎで手を繋いでプラプラするのはなかなか可愛らしかったです。
欲目もありますが、本編後のSSというファンサービスとしてはやはり一番まとまっていたのは『ロスト・コントロール』だと思います。
ちょっと『5人の王』は、同人誌で出しそうなお話でしたし、ページを使っているわりに残念な仕上がり。
『engage』の方はあまりに短い。
もう一冊分この値段を出したファンには、きっと残念でしょう。
この既刊のラインナップにフェア目的で手を出すのはやはり一回購入しているファンだと思いますので、もう少しファン目線に立って欲しいかな。
朝丘戻さんの新刊の試し読みも収録されているのですが、こちらは意味がないくらい短いので必要性が皆無です。(他の書き下ろしにページ回して…)
このフェア自体がそちらの販促の面もあるのでしょうから、入れないわけにはいかないのですが。
新刊発売と同時スタートというわりに既刊のみが対象であったり失礼ながらダリアさんあざとい商法だなあとは思うのですが、『ロスト・コントロール』のSSだけでも個人的には元は取ったので、その辺りは買って損はなかったです。
ココナッツさま
我が家にも届いておりました。
あんなに幸せそうにしてるとは思いもよらず、ほろっとしてしまいそうでした( ;∀;)
もっと読みたいですね…
ココナッツ
kumachi7さま
コメントありがとうございました、kumachi7さま。
紆余曲折あっただけに、あの幸せな時間は本当にほろりとしますね。
あの二人があんな穏やかな生活が出来ているなんて。
このフェアはわたし達のようなファンには有難かったですね。