麗音
memento mori
本編に足りない甘いひと時を垣間見せてくれました。
殺伐とした犯罪がらみの話が続いたので、番外編が読めてよかったです。
何もできないけれどせめて朝食くらい作ってあげたい、と思ったアキが作った黒焦げの目玉焼きを美味しいと言って食べてくれる優しい旦那さまです。
エディはほめて育てるタイプなんですね。頑張れ!
退役したエディーも生まれ変わったアキも、これからまだ何をするかわからないけれど、きっと二人のスイートホームでイチャイチャしながら相談するんだろうなと思わせる素敵な掌編でした。
こちらのペーパー、配布店舗は出版社も把握していないそうで、どの書店で貰えるかは各店舗に問合せるか、ツイッターをチェックするしかないようです。
(白泉社さんは以前の『処女執事』のときもペーパー配布店舗情報がなかったので、基本このスタンスなのかと思います)
ペーパーのタイトルは「Burned egg」。
卵を「焼いた(fried)」ではなく「燃やした(burned)」
ってとこがミソですw
アメリカのエディの家で暮らすようになって××日(この部分、印刷状態が悪くて数字が読めません;;)。
エディのため朝食を作ろうするアキですが
目玉焼きがありえないほど焦げてしまいます。
捨てようとしたところにエディがやって来て
「待て待て!」
「これくらい、全然食べられるじゃないか」
「卵はよく焼いたのが好きなんだ」
って何ていい男なんでしょう!
(卵燃えてんのに…w)
メキシコとは全然違う静かな生活に
まだ違和感のあるアキだけど
エディがそばにいて、
朝食を一緒に食べてくれているだけで
泣きそうなほど幸せな気持ちになる。
「…エディ。大好きだよ」
「アキ。本当に頼むから、こっちに来てキスしてくれ」
朝から甘いキスを交わす二人は本当にラブラブで
幸せが伝わってくる後日談でした。