彼の愛した翠色 番外編SSペーパー「彼らの愛した人」

karera no aishita hito

彼の愛した翠色  番外編SSペーパー「彼らの愛した人」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
17
評価数
4
平均
4.3 / 5
神率
50%
著者
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
彼の愛した翠色

商品説明

文庫封入のSSペーパー。

真優が高校生、スイが中学生の頃の話。
真優の翠への想いを知るスイは、翠のことをどれくらい好きか真優に尋ねる。真優の答えは…。

レビュー投稿数1

彼が託したもの

文庫封入、四つ折り7ページのペーパー。
本編前の話です。
ちなみに、コミコミ特典ペーパーは
本編後の話のようです(作家さんブログ情報)。


※ネタバレを含みます。
本編未読の方はご注意下さい。

―――――

中学二年生の夏。
スイは、高校生の真優と自宅の縁側でくつろいでいた。
翠に想いを寄せながらも告白しない真優に
翠をどれくらい好きか尋ねてみると…。


自分と翠を全く異なる人間だと考えているスイ。
翠を誰より愛しているけれど
同じ身体を共有する二人は決して会うことはない。

本編レビューで「究極の片想い」と書きましたが
そうか、スイも…だったんですね。
恋というより無償の愛に近いでしょうか。
だから真優の、翠に対する見返りを求めない気持ちや
「翠は俺にとって全部なんだ」
という答えに、
すごく自分に近いものを感じたのではないかと思います。

同志で、親友。
本編を読んだ後だと
この言葉に込められたスイの想い、覚悟が
痛いほど伝わってきて、とても切ない気持ちになります。

「彼ら」の友情、約束。そして愛。
強くて儚い「彼」が託した想い。
本編の感動がいっそう深まるエピソードでした。

4

この作品が収納されている本棚