snowblack
FLESH&BLOOD Character Book
歴史超大作の「FLESH & BLOOD」、
次々に個性的ないい男が登場する本作、
読みながらキャラクター一覧が欲しい……と思った方も多いと思う。
そんなファンの気持ちを察してか、絵師さんが端正で美しかった雪舟さんから
ドラマチックな彩さんに変わった巻から、冒頭にキャラ紹介が載るようになったが
これは、そのゴージャス版。
なんとA4版オールカラーで、紹介されるキャラも10名(全て男♪)
さらには『魔物』『小鳥』の二編のSSも掲載されている。
登場するキャラクターは、
主人公のカイト他、ジェフリー、ナイジェル、クリストファー・マーロウ
スペイン方からは、ビセンテ、レオ、アロンソ様、
更には悪役のラウル・デ・トレドに、ヤン・グリフィスと和哉。
イングランド組とビセンテ、和哉は2ページを使って、
全身像、顔のアップ、その人物を含む挿絵が一枚、の他
紹介文、誕生日や身長体重などのデータ、著者のコメントが掲載。
(レオ、アロンソ、ラウル、ヤンの4人は1ページで絵は全身像のみ)
表紙や最初のページの群像もだが
(表紙は前からナイジェル、ビセンテ、カイト、ジェフリー、和哉、
最初のページの水夫達の絵は、CD「グローリア号航海記」からの転載)
彩さんの絵はカラーで動きがあるものが、本当に美しく
それを堪能できる。
『魔物』は、このところ夜になるとグローリア号のヘッドに
何かが出る‥‥という、水夫達のうわさ話の正体を確かめる話。
もう一編『小鳥』は、スペイン王宮の庭にて。
どちらも、それだけではBLと言えない小さな日々の断片だが、
本編を思うと特に『小鳥』は胸を締め付けられる。
(そのあたりの感じは、外伝『王と夜啼鳥』の感じと共通。)
※※※
2011年、夏コミとAGF限定販売された冊子で
暫くは古本屋かオークションでしか入手出来なかったが、
2014.5月現在は、徳間の通販で定価で入手できます!