むぼち
comic magazine LYNX anniversary book 2012
ミナヅキアキラ先生の「自慢のきみ」が読みたくて、中古書店で買いました。
これを読んで、和有希と芳川をますます好きになり、本編の評価をひとつ上げたほど、素晴らしい8ページでした。
芳川に、強引に実家に連れて行かれ、芳川によく似た父、祖母、弟、姉と姪(この2人は似てません)に紹介される和有希。
祖母と姉の、「かわいい子ねえ。髪は伸ばさんの?」「やだ、おばあちゃん。この子男の子よ」というやりとりや、芳川に「友達?」と尋ねる弟が面白い食事のあと、和有希は帰り際に父に呼ばれて何か話をされます。
始終ご機嫌だった芳川に、帰り道で「芳川がたくさんいるみたいだった」「いろんな意味で」と感想を漏らした和有希は、今度は和有希の実家にあいさつに行こうと言われ、始めは戸惑います。
それでも、芳川の、「家族以外に自分のことを大事に思ってくれている人がいるということは、すごいことだ」「そのことを、家族に知っていてもらいたい」という言葉に、芳川の父に「つらいこともあるだろうが、自分の気持ちを大事にしなさい」と言われたことを思い出し、「そうか、芳川はあの人の子供なんだ」と、和有希は思います。
「それでも、怒られるかもしれない。一緒に謝ろう」と言う芳川と、「こんなに大好きな人がいると、自慢していいんだ」と幸せをかみしめる和有希の姿に、私も感動しました。
二人の帰宅後、感動のやりとりをするまえに挿まれた、サービス場面のお風呂場Hも、半ページながら満足必至の色っぽさな上に、とても自然な流れで描かれており、ミナヅキ
先生の秘めている恐ろしい才能が見て取れます。
今後、目が離せない先生です。