あーちゃん2016
chocolat bunko after story collection vol.3
「まばたきを三回」の番外編読みたくて入手。どうにもこうにもこのタイプのお話には弱くって泣いてしまったので2と合わせて評価を神にしました。以下読んだもののみコメント。
1.夏の残響 凪良ゆう先生 「まばたきを三回」番外編
一佳と一緒に暮らし始めて3年。村で絵を描いていた令が、学生帽に
白い開襟シャツを着た不思議な印象の青年に出会います。
青年は市川史郎と名乗りましたが、どうやら戦時中の方のようで・・
どうか皆様に安らかな眠りをと祈らずにはおれませんでした。平和大事。
2.社員旅行で愛は深まる 名倉和希先生 「愛に目覚めてこうなった」番外編
爆笑本編に続いて、番外編も大爆笑。あー面白い。
社員旅行で沖縄へ行くことになった皆様。藤原は大紀と同室になったから
うっきうきだったのですが、「セックス不可」と知って・・というお話。
二泊三日も側にいて同室で寝てるのに、大紀に触らないでいられる訳
ないじゃんよ!
3.海と、三本足の騎士 夏乃穂足先生 「くろねこのなみだ」番外編
本編後日談。クロが動物病院で看護師として働いている日々の様子の
お話でした。二人変わらず仲良さそうで嬉しかったです。
お休みとって海に連れて行ってもらおうね、クロ。
後日談やら番外編ショート12作品です。
vol.1、vol.2もそうでしたが、元の作品を読んでいると楽しさ倍増という感じでした。
「夏の残響」凪良ゆう(「まばたきを三回」より)
村でスケッチ中の令の前に、史郎という青年が現れます。戦時中の生霊ですが、当人はその自覚がありません。なぜか史郎が気にかかる令は、関わるなという一佳の言葉に逆らい、お弁当をつくって会いに行きますが…という話です。切ない。
「社員旅行で愛は深まる」名倉和希(「愛に目覚めてこうなった」より)
社員旅行で大紀と同室で喜んだ藤原ですが、いちゃいちゃを我慢しないと駄目だと言われてしまい…という話です。徳竹が相変わらずとばっちり。
「チェリーと珈琲」夏生タミコ(箱庭のチェリー)
田上が遠野に恋人を紹介してもらう話。遠野を「気持ち悪い笑顔」と称するあたりが、仲が良い友人なんだろうなぁと思いました。
「エキセントリックな相棒」結城一美(「エゴイスティックな相棒」より)
深森が屋上へ一服しに行こうとしたところ、先客がいたようで…という話。「愛の告白事件」はどうケリをつけたんでしょう…。
「社蓄な彼らの甘い日々」義月粧子(「仕事とエロと、ときどき感傷」より)
冴に甘えて欲しいなぁと思いつつ、虐めるのも好きな宗晴の話。冴は朝食を作ったことがないというのが地味にツボでした。