大正メビウスライン

taishou moebius line

大正メビウスライン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神42
  • 萌×213
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
271
評価数
59
平均
4.6 / 5
神率
71.2%
媒体
ゲーム
脚本
中条ローザ
原画・イラスト
敷田歳
オリジナル媒体
オリジナル
ゲーム発売会社
LOVEDELIVERY
シリーズ
大正メビウスライン
枚数
ふろく
発売日
JANコード
4571206762093

あらすじ

『天命に生き、そして死ぬ――』

時は大正末期。日本が軍事国家として世界と争わねばならない、熾烈な時代。
主人公・柊 京一郎は帝国大学へ進学するため、帝都へと上京する。
郷里のためにひとかどの人物になると決意していた京一郎は
しかし己が持つ特別な力のために軍部―大日本帝國陸軍―に目をつけられることになる。
死んだ人間――死霊が見えるようになったのは大病を患った幼少時。
京一郎にとって恐怖の対象でしかなかった死霊を、軍部は死なない軍人、
死兵として外国の脅威に対抗するための力として用いようとしていた。
軍部とその計画を阻止しようとする者たちの対立が、京一郎の運命を巻き込んで、帝國の未来を変えていく――。

表題作

その他キャラ
柊京一郎[鯱矛太郎]/ ミサキ[オイリーはな]/ 館林開[十利須我里]/ 時雨[泉菊之介]/ 千家伊織[四ツ谷サイダー]/ 伊勢薫[藤城和真]/ 伊勢馨[藤城和真]

レビュー投稿数8

大好き

お気に入りです。
私的には神作品。
和風で耽美&重厚?なシリアス作品が好きならオススメ。
シナリオが中条ローザなのでシナリオの完成度と筋立ての上手さはさすがです。
しっかり資料を調べて説得力があるのも好評価。

特徴としては
○ボリュームあり。
○個別ルートが長い。
○主人公総受け
○主人公がルートによって性格?成長?変化するタイプ。
○個別ルートは同じ世界観と真相という根本を変えずに、全く違う展開をするので飽きません。
攻略対象が明確に立場分けされ対比されているので、各立場や組織視点で多角的に世界観を掘りさげていくのも面白いです。
(例、軍急進派、軍穏健派、現実主義、理想主義など)
○ルートによってend数が違う。
○世界観を出すためにルビなしで旧カナ含む難読漢字が全体的に含まれる(シナリオライター曰く音声入り部分は容赦なし、地文などは読めるよう配慮)。
○攻略対象は4人ですが、ボリュームがあるので気にならない。

好きなルートは、
未プレイ時→ミサキ>千家>館林>時雨
プレイ後→時雨>千家>ミサキ>館林
甘さ→時雨>ミサキ>館林>>千家
主人公の幸せ度→時雨&館林>ミサキ≧千家
主人公の成長度→千家>時雨>館林>>ミサキ

時雨は実は一番興味のない系統の攻略キャラだったんですが、一番安心していられるルートでした。
人気が高いのも分かります。
攻略キャラのなかで一番歳が近いんで、かけあいも楽しいです。
この手のキャラで好きなったのは初です。

逆にミサキはギャップ設定の一部が好みではなく…^^;
ルックスや声は好きなんですが…うーん。
ただし、個別ルートクリア後に個別ルートの延長線で制限のかかった真相ルート(ミサキend)があり、真相ルートは全ルートの総括になっていて面白いです。

館林はライターさんも言ってますが、動かすのが難しい一番苦労したキャラだそう。
これはハタから見てても難しいのがヒシヒシきました。
公式サイトのSSで館林視点があるんですが、ゲームと照らし合わせても素人目にもキツイだろうと思わせるキャラです。
まっとうに幸せになりますが、シナリオ的に一番地味な印象。

千家は見た目どうりでした。
ルートが一番多く掘りさげは1番ですが、どのルートもビターエンドです。
ただし、客観的な感想としてお互い恋愛感情を自覚していなくても、周囲からしたらloveな行動
をとってる無自覚CPな気もします。
主人公が他ルートよりも劇的に変化するのも面白かったです。

FDが最近出て、甘さと後日談が補完されてます。
時系列としては無印>CD>FD。
FDでは攻略対象に双子が加わってます。

個人的にはとってもオススメです。
ちなみにPSP 版は18禁カットですがギリギリまで頑張ったらしくDとは思えないレベルです。
あえて言うなら16か17禁(笑)?
Vita 版は追加要素は少なく、既出のSSを音声と画像つきで楽しめるそうです。





5

王道に近く、シナリオに引き込まれる良作

 主人公総受け、攻略対象4人です。

 大正末期の日本を舞台に死霊の存在が鍵を握る作品です。私の主観ですがグロい表現やスチルはなく、死霊の登場するシーンはホラー調なのでドキドキします。共通ルートが短く、各キャラクターのシナリオにすぐに入るところがよかったです。シナリオはどのルートでも切なさを含み、引き込まれます。

 主人公は見た目から受けっぽいですが男らしくて意志が強く好感が持てました。各キャラクターが皆魅力的です。友情発展ラブ、切ない運命、身分差の片思い、ファンタジーっぽさなどの要素があります。

 エッチシーンに関しては、エロまでの過程が無理がなく丁寧です。早くエロこい早く!と急くことなくシナリオに熱中できました。エッチバリエーションはバック、フェラ、騎乗位、甘々な正常位、レイプ、3Pなどです。

 私は時雨×京一郎の友情発展ラブが好きでした。京一郎に膝枕してもらっちゃう甘える時雨(棟梁で強いんだけども)にきゅんとしたり、時雨に対して怒っている京一郎が可愛かったりでお似合いでした。エッチシーンはバックでするところに非常に萌えました。

 全体通してスチルとCG演出が綺麗でした。BGMも雰囲気を盛り上げてくれます。難解な表現がなく納得できて、感動した良作でした。

5

大正ロマン

久しぶりに萌えました。
シナリオがしっかりしているので世界観に自然に引き込まれます。大正のレトロな感じに引き込まれてからラブラブが展開するので、性急さがなくてよかったです。
それにしても、特筆すべきは四ツ谷サイダーさんの演技。しっとりとした低音と千家のキャラクターが合ってねちっこすぎず、それでいて京一郎への執着が感じられる演技でした。
私は館林→時雨→千家→ミサキの順で攻略したのですが、この攻略でよかったと思います。最初からミサキを攻略するとネタバレがきついです。
千家ルートの合体エンドでは思わず笑ってしまいました。いや、好きなんですが、ああいうの。
館林ルートでは乙女ゲームをやっている気分になりました。キュンキュンすぎて死ねる(笑)
時雨ルートは友情→恋愛が少し性急な気がしました。blだからしょうがないんでしょうけど…。
ミサキルートは一番しっくりきました。謎が解明されたのもあるでしょうが。しかし、千家はともかく、ミサキのエロシーンでの行いは京一郎が気の毒になりました。

ゲームバランスも良いですし、主人公総受ゲームで新規開拓したい人にお勧めです。

5

惜しい!あと一歩の作品。

普通に本を読んでいるよりも、ずっと小難しい単語の羅列で、
正直、それを読むのに疲れました…。
それにかなりの時間がかかったと行っても過言じゃないかも…。

クリアの順番としては、
時雨→千家→館林→ミサキ→ミサキ(トゥルーエンド)です。
ミサキを最後に持ってきたのは正解でしたが、
時雨はミサキの前に持ってきたほうが良かったかも…><
美味しいものは、とっておきたい方なのです(´Д`ι)

ルートで良かった順番は、
1位がかなり困るのですが、
同立1位でミサキと時雨
3位館林
大きく遅れて4位千家……というところでしょうか。

ミサキは、トゥルーエンドもあるし
物語の核心をだんだん謎解いていく重要な人物だったし、
なにより、心がだんだん寄り添っていく過程が
すごく好きでした。
(手をつないで眠ってしまうシーンや、
 ミサキを救うための初めてのキスシーン)

こんなにきめ細やかに心の寄り添いが書かれているのに、
エロシーンは、いきなり無理やりフェラから始まるって何事!?( ゚Д゚)
しかも無理に騎乗位とか!
(スミマセン、どっちも嫌いなエロシチュだったので…)
エロ初めてな超ウブな主人公に何やらせてるんだミサキ!

ああ、今までの細やかな心の寄り添いが台無し。
エロにもつれ込むのも、
主人公を死なせまいとするミサキの激情だったのに><

惜しい!あまりにも惜しいです。

主人公が遺書を書いたシーンでは、ホントにぼろぼろ泣けたのに…。
ミサキの唐突なエロのせいでホント台無しで、惜しいです。

エロシーンといえば、他にも思うところが…。
他ルートでもフェラと騎乗位が多すぎです。
主人公、ウブで初めてって設定なのに、こんなの酷いですー><

そういう意味では、時雨は良かったですね。
心の寄り添いがだんだん近くなっていくのが分かりましたし、
エロシーンもある程度?納得は行くようなものでしたし。

時雨の不器用さも照れ隠しも良かったです。

実は、千家はSっ気むんむんだったので、
「きっとこいつは、嫌いなルートのはず!」と思って、
ぐわーっと飛ばしまくって、シーンだけ回収して、
5分ぐらいで終わりました…(スミマセン…)

でもトゥルーエンドを見る限り、それなりに切なかったのかも?

あと、ミサキが時雨と同一の一位になったのは、
エロがあまりに嫌で唐突だったのとともに、
偉丈夫で大柄な設定なのに、スチルでは長い髪のせいで
女の子に見えちゃうんですよね…。
あのポニーテール?みたいなのがイケナイ!><

物語の謎や伏線なんかは、なかなかおもしろかったです。
全てトゥルーエンドまで辿り着かないと、
分かりませんでしたね…。

なぜタイトルが「メビウスライン」だったのかも、
トゥルーエンドを見て、やっと分かりますし…。

最後は切ない感じで終わってしまうのかなーと思ってましたが、
最後の最後のスチルで、ほっとしました。
みてて、温かいスチルでした。

ハッピーエンドで終わって良かったです。

5

惜しい作品

評判が高かったので前から気になっててようやくプレイできました。とても面白かったですが、神まではいかないかな?全体的なストーリーの完成度は高いですが、四人しかいない攻略対象の萌え度に差がありすぎたのが原因ですかね。

攻略順は館林→時雨→千家→ミサキの順で、一番好きなのは千家ルートです。プレイ前から「この人絶対咎狗のシキ枠だな」と思ってましたがやっぱりそうでした笑。めっちゃ好みです。咎狗はシキアキ至上主義の私が嵌まらないはずなかったです。どのエンディングも好き。二人の愛だの恋だので図れない関係がツボ。一番は執着心なんだろうなあきっと。

館林はごめんなさい、絶対好みじゃないと思って最初にやったけど、なんだかんだ言って京一郎に一番全うな幸せを与えてあげられるのって彼ですよね。誠実で良い人でした。

館林ルートは一応萌えもありましたが、時雨ルートとミサキルートはちょっといまいち・・・好みじゃなかったです。トゥルーエンドは良かったですが萌えと言われると私の琴線には触れなかったですね。

2

糖度は甘め

全体的に糖度は高めだと思います。
主人公の柊京一郎とても可愛いです。
ストーリーも綺麗にまとまっててFDもやりましたが、
キャラクターも魅力的です。
万人受けするゲームだと思いました。
下記攻略の感想です。
ネタバレありです


★館林 開

軍人で全てを持っているperfect男子ですが、憂いを周りに纏っている館林様。東京に夢と希望を抱き出てきて間もない学生の主人公京一郎そんな二人の人生が交差したときからストーリーは始まるのですが
…あれです。とりあえず館林様の周りの個性豊かな部下達がかなりいい味だしてます。そして京一郎は
乙女ですな…うん最期まで純愛ぽくてよかったです

にしても真面目な京一郎…どうやってセックスのときにあのような大胆な技を知っていたのかそれだけが気になって…最後のバッドの斜にかまえた感じの京一郎も好きですけど


★時雨

帝都を影で支えていた五本刀衆の若き頭領の時雨。頭領としての顔と京一郎にみせるやんちゃな顔もまたよいのです。主要2つの対照的なエンドをみて思ったことはどんな時も真っ直ぐさ失わない時雨だなぁと
…。京一郎も初々しくてよかったです。術を使ってる時の時雨がかっこよすぎました~


★千家伊織

沈着冷静非道を繰り返す千家ですが、京一郎が本当に闇堕ちしたのは2エンドで残りは基本まっすぐで清い京一郎くんでありました。どんなにおとされても清い京一郎はすごいなと思うと同時にそんな京一郎だからこそ千家が固執したんじゃないかと、思うのですよ。二人の間柄は愛とも違う、血の絆でもっと深くつながっているよう気がします。



★ミサキ

ミサキ√真相√フルコンプしました~。謎の美丈夫ミサキ、ことあるごとに京一郎を助けてくれる彼ですが…なんとなく正体はきづいてたんですけどね。でもそれを知りつつものめり込むほどストーリーが面白かったです。それにしてもメビウスラインの曲は中森明菜に歌ってもらえばよかったんじゃないかと思うくらい曲が…wwそしてラスト…ちょっとうるっとしてしまった私の涙を返してというくらいラスト可愛いかったです。

0

ザックリネタバレをちょっぴり含んだ感想をば…

このゲームの印象としては『レトロ』って感じでしょうか
システムとかは新しいんですけど、時代設定とかCGとかがそんな印象でした。
最近『大正』とか蝶毒もそうでしたけど、この辺りの時代背景とかのゲームが多くリリースされてる感じだったので世界観は難なく入れました。

ゲームシステムは親切すぎるくらい。細かい設定が出来るのは良いですが、『ここでこう動作してほしい』とか融通は利かない感じでした。決して悪くは無かったです。でも、もう少し不親切設計でもいいかも…。

大切なシナリオ…ですが、『悪くはない』っていうのが正直なトコロです。
面白いシナリオっていうのは私的に一文一文大切に読みたくなるんですが、このお話にはそれが無かったかな文章自体はとても丁寧で、きちんと書かれているんですけど、例えばスピード感とか疾走感とか…そんな躍動感が足りない感じがしました。
『もっと先読みたい』と惹かれるシナリオでもなかったかな…展開が読めちゃう感じ。
タイトルが『大正メビウスライン』なので、その通りのシナリオです。王道で丁寧で…。
でも、生き生きしたシナリオではない…そんな感じです。
オカルト系なので、本当ならばもっとホラーシーンでドキドキしたり、びっくりしたり…あっていいと思うんですけど…それが全くなかったのが残念でした。
私が単にオカルト趣味が無い・グロ耐性強って感じなので悪いのかもしれませんけど…。

CGは、背景とか時々ぬるぬる動く感じで面白かったです。が、所々デッサンが甘い感じがしました。シナリオが丁寧なので、絵もその辺キッチリやってほしかったです。

声優さんですが…今回はキャストさんが変更になった…とのことでしたが…
四ツ谷サイダーさん、とてもよかったです。私個人的に、大石恵三さん好きですけど…千家さんは四ツ谷さんでいいと思います。合っていました
逆に苦手だったのが、京の喘ぎ声かなAV系です…笑
女の子もね、AVじゃないとあんなに大声出さないよ…
もう少し濡れ場の演技を抑えめの方が良いと思います。
男性声優さんは濡れ場であんなにわざとらしく媚びる必要はないです…リアルに呻いて欲しいです、私ww

音楽…ですね、音楽は…悪くないです…という感じです。
キャラのEDによりバラつきがあるのは、スタッフの愛のベクトルが故なんでしょうか
音楽は大切ですよ…もっと重厚感があってもいいんじゃないかな

良かったところはキスシーン。はっきりいって濡れ場よりもコッチがとてもエロくて気に入りました。声優さんの演技も良かったですし、文章も良かったです。
濡れ場に関しては、『騎乗位多いな』『フ○ラ多いな』って印象でした…
初めての男の子にアレは酷じゃねーのという印象でした。
あと、サブキャラがいいですねLOVE臣とか最高です…あんなんパパに欲しいです。薫と馨もよかったですし、時任さんなんか、未亡人でセクシーなのに男勝りで良かったえ゛!

攻略難易度ですが、これ系のゲームに慣れてない方にはちょっと難しい中級レベルといった感じで程よいです。
ただ、共通ルートの6問の選択肢で、千家ルートに行く組み合わせと、TRUEルートに行く組み合わせが極端に少なくなってるので、そこに注意が必要かも…特にTRUEはイマノトコ1通りしか見つけられていません。
まあ、ここの組み合わせが2の6乗…つまり64通り(数学苦手だからわかんないけど)なので、正しい組み合わせを見つけるのが大変かもしれません。
時雨や館林ルートがどの組み合わせでも通るようになってるみたいなので、その分難しい印象になりました。
回収しなくていいBADが何個も散りばめられているので、攻略法を読んでやった方が良いと思います

好きキャラ順ですが…ミサキ・千家・館林・時雨って感じです。私は…。
千家さんに対する公式の愛が凄すぎて、館林さん霞んじゃったって感じがしました私は不憫王と呼ぼうかと思ってます
ミサキが良かったですね…事前情報一切入れなかったので、まさかLOCKキャラとは知りませんでした笑
オイリーはなさんの魅力再確認

ちなみに私が音声記憶した台詞は3つ。
【京一郎】『馬鹿って言うなー……』
【京一郎】『――私が買ってくる!』
【ミサキ】『……、……――』
なんのこっちゃいww気になる人はシーンを特定してみて下さい音符

点数つけるなら75~80点というところでしょうか。
まずまず合格点な作品でしたぺこLOVEごちそうさま

3

BL界の壮大な”もの●け姫”

「千家伊織さんという凄い人が出てくるらしい」という知識のみで購入してプレイした作品です(笑)
大正浪漫な、ロマンティックが止まらない作品かと思ったら、軍部や富国強兵etcの世界観を背景にした重厚かつ壮大な歴史物語でした。
『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』のような、ほのかに耽美な世界かと思ったら、がっつり死霊や怨霊系の薄暗い要素が満載で、途中、女の顔がでろーんとなるスチルには驚きました(知らなかったからw)。

地の文が難易度高めなので、若干、オススメしにくい作品です(そこでマイナス1)。私個人は大正~明治の文学を、昔、鬼のように読んでいたので、そこまで抵抗はありませんでしたが、それでも、「これは、好き嫌いが分かれる一因になっちゃうだろうな」というくらい、地の文が重かった。ただ、好きな人には堪らないです、垂涎ものです、きっと♪

そして、Hシーンでの京一郎さん(主人公)。ウブなのか手馴れているのか、よく分からない踏ん切りのつけかたがあって(笑)、そこでマイナス0.5点(笑)
あとは、どうしても、一部、説明台詞&説明文っぽく感じた点があったので、そこでも0.5点マイナスとしました。例えば「今、何時だ?」→「○九四ニ(マルキューヨンニー)です」→「9時42分か。開始から42分だな」とか。何か釈然としないw(くどいw)
世界観を大事にしたくて、こだわりありきで書かれた文章なのは分かるのですが、その分、小回りの利かない雰囲気を感じてしまいました。

攻略は、巷で推奨されている(?)、時雨→館林→千家→ミサキで。
最終エンディングで千家さんが館林さんに、そこそこ大事にされているのが、個人的に萌えました(笑) うんうん、館林さん、あの人を大事にしてあげてください。目を離すと、すぐ崖から飛び降りそうな人なので←

しかし、噂通り千家さんは凄い人でした。
京一郎(主人公)と感応し合う背景も、しっかり描かれ、その分、4人のルートの中で、一番、濃かったように思います。いろいろと。
だからこそ、エンディングに、もう1パターンくらい、その、逃避行アハハウフフ的なものがあると嬉しかったな、という欲張りな思い。←

<攻略キャラの印象>
時雨:安定感のある世話焼きヒーロー。
館林:職務や感情に揺れまくる中間管理職。
千家:信念を貫くが故に、突き抜けちゃった人。
ミサキ:包容力と甘ったれの同居した大きなキャラ。

死霊や生霊、魂魄、調伏、その手の類が好きな方にオススメしたい作品です。個人的には「萌える」というよりも、「じわじわと世界を愉しむ」という印象の作品です。
ちょっと古めかしい単語や難読系の言葉も出てくるし、壮大なストーリーでボリューム満点なので、その分、ゆったりじっくりプレイしたい時に、是非、お煎餅を片手に、トライして頂きたいです。お煎餅片手に!

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