bitter,bitter,sweet(ドラマCD『雪よ林檎の香のごとく』ブックレット内SS)

bitter,bitter,sweet(DramaCD『yukiyo ringo no ka no gotoku』booklet SS)

bitter,bitter,sweet(ドラマCD『雪よ林檎の香のごとく』ブックレット内SS)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
ドラマCD『雪よ林檎の香のごとく』

商品説明

桂 英治と、結城志緒。二人の気持ちが通い合ったその後のショートストーリー。
ホテルに泊まった翌朝。
桂より志緒の方が先に目が覚めて…。

レビュー投稿数1

苦く、甘く。

ドラマCD『雪よ林檎の香のごとく』のブックレットに掲載されている、先生と志緒の心が繋がった、翌朝のホテルでのSS。
(※ドラマCDはまだ聴いて居ません)
同人誌3冊目の前に、再読してみました。

夜が明けない早い時間に目が覚めた志緒。
全てに現実味を帯びなくて、外をそうっと眺めると雪が道路を覆っている北海道の景色。
ビールも煙草も、あの苦さは志緒の意識を覚醒させるクスリだったのでしょう。
そして、歯に沁みるほどの冷たい水も。

恋愛が成就したら、甘いことの始まりだと思える。
けれど、きっと甘いことばかりじゃない二人の現実。
それが始まることへの目覚め。

「みんなにあげるものはくれなくていい」。
それは、志緒の本音で、これからもずっとそうでいて欲しい願望のあらわれ。
そして、そんな志緒を、
「情が濃すぎていかれてるよ」
と言いながら、好きになることをやめられない先生。

想像が出来ない、未来のスタート。
寄り添ってくっついて、少し温まって、お互いの体温を感じながらもう一眠りして、それから歩き出して欲しいなと思える、短くも儚いお話でした。

2

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