作家生活15周年記念 Narise Garden SPECIAL

sakka seikatsu 18shuunen narise garden special

作家生活15周年記念 Narise Garden SPECIAL
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
7
得点
62
評価数
13
平均
4.8 / 5
神率
76.9%
著者
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
小説b-Boy 2012年7月号付録

商品説明

作家生活15周年を記念して、リブレ出版から出された木原作品を網羅し、「深呼吸」の後日エピソードのショートや、イラスト作家さんのコメントや後日エピソードなどが漫画に。

レビュー投稿数7

こんな甘さが欲しかった!!

谷地さんが英会話教室の先生になっていて
ロンドンから帰ってくる榛野を迎えに行くときのお話と、
谷地さんの家に一緒に住んでいて、近くの神社の夏祭りに二人で浴衣を着て
帰って来てから縁側で……のお話です。
谷地さんは相変わらず鈍いところもありますが
ちゃんと榛野をいとおしく感じてくれているのがわかります。
大事にしたいし、一緒にいられたらいいなと思ってるけど
榛野がしっかり言葉で表して欲しい気持ちもわからなくないな。
「ずっとそばにいるよ」とか「ずっと愛してるよ」とか、
もちろん誰にも未来はわからないから約束できない谷地さんが本当に生真面目なんですよね…。
榛野が、もし谷地さんに嫌われたらもう生きていけないというくらい好きだから
過去は変えられないけど不安で仕方ないのもしょうがないかもしれませんね。
でも谷地さんに抱かれている間は素直で大胆になれるのがHです。
終わると「はしたないと思われる」とか、気にしすぎじゃない??ってちょっと思いますが
そこも含めて好きでいてくれるんだからもう少し安心してもいいのにな…。
でも幸せと不安をいつも抱えていてしんどくても
谷地さん以外にこんなに愛せるひとはいないだろうから頑張れ榛野!(雑なエール)

『深呼吸』の甘い後日談も読めて嬉しいですし、
15周年おめでとうございますの各作家さんのイラスト等楽しめました。

2

Sweet!Sweet!Sweet! (´。`*)アン♪

「深呼吸」が面白く、忘れられない作品となったため、単行本未収録短編集という本書を手に取りました。再び二人の愛の物語を拝めるとあり、大変楽しみに拝読致しました。が…さすがに短編集とあり、全部で4話あるのですがあっという間に読み終えてしまいました。特に1話~3話が短く、代わりに4話目がその分を補う程度にページ数があり濃密な展開となっていたため癒されました。

エアメール(谷地視点)
エアメール 2(谷地視点)
雪とマフラー(谷地視点/榛野視点)
夏の縁側(谷地視点)

● エアメール
「深呼吸」2話あるうちの2話目にて、榛野の暮らすロンドンに一人旅を果たした谷地の、「行こう!」と決意した経緯などが詳細に描かれています。時間はあるし、日常会話程度なら英語もOK。榛野に性的衝動を覚えることはないが…。でも、会ってみたいと強く思うようになる、その心の軌跡がこれほどの短編でありながら、実に丁寧に描かれております。「深呼吸」を読まれた方ならば、是非!これは読まないと損ですよ。

● エアメール 2
「深呼吸」2話あるうちの2話目の最後は、日本に帰る谷地を榛野が見送るシーンでお仕舞いになっておりました。その話の続きが谷地視点により語られます。1週間の滞在を経て帰国した谷地。家電が鳴り、「もしや…」と思い受話器を取ると、案の定恋人の榛野。「お願いがある」と切り出す榛野の口から出た言葉。それはPCを送ったので受け取って欲しいというものでした。二人は長いこと続けていた文通での交流を止め、これからはスカイプでお互いの顔を見ながらお話するようになるんだわ、素敵!良かったね♪と思ったところで「END」。途中、電話での甘い会話が可愛くて忘れられません。「深呼吸」を読まれた方ならば是非、これは買いですよ。

● 雪とマフラー
なんと!帰国後、谷地は英会話教室の教師になっていました。しかも!榛野が海外赴任から帰ってくることとなり、おめでた尽くしの展開。空港に迎えに行く電車の中で、「先生」と呼びかけられた谷地。60代半ば過ぎのその女性は、なかなか鋭い目を持っています。いろいろ質問をした後、「先生独身よね。結婚するの?」と聞き、それに答える谷地の返事がまた良かったのです。「一緒に住もうかと話はしてます」って!うわ、もうそこまで話が煮詰まっていたのですね。すごく嬉しいです。久々に再会した二人。緊張が伝わってきます。でも二人は何気ない会話を続けます。その何気ない会話の裏側には甘いものが見え隠れしていて、読んでいて本当にほっこり致します。是非とも皆様、この気持ちを味わってみてください。どちらかと言うと奥手の谷地の方が、積極的に!果敢に!攻めているのがめちゃくちゃ良いですよ♪

● 夏の縁側
谷地と榛野、二人が共に暮らしはじめて半年が経ったようです。でも今日は、榛野は接待があるため帰りが遅くなるらしい。谷地は英会話教室の教師なので、たまに行われる筆記テストの採点をしています。するといつになく浮かない顔で帰ってきた榛野。谷地は下の名前で呼びかけます。「佳久」。榛野は「谷地さん」と呼び…。
もう…ね、甘い。めちゃくちゃ甘いのですよ、この4話目が。私ごときがここで解説するよりも、是非そのまま読んでみて下さい。もう、萌え萌えで、萌え死にします。それぐらい甘いです。

私は何度か「深呼吸」を読まれた方に向け、是非読んでみて下さい!と申し上げました。でも、この短編はどのお話から読んでも理解でき、楽しく読了できる構成になっております。案外、「深呼吸」を読む前にこちらを先に読むというのもアリかもしれません。いえ、逆にその方が本編を楽しく読了できるかもしれません。甘い甘い木原作品をご所望の方には是非!お勧めいたします。

3

たまらん…

初めてここまで惚れた相手に受け入れてもらえて、不器用ながら精一杯になる秦野が可愛すぎる!
精一杯すぎて天然が垣間見えるのがまた萌え!

元々愛情深かった谷地が、自然に秦野を可愛がるのがいいです。
こういう包容力のある攻めは大好物!

お互い大好きだからエロくもなるわけですよ!
コレがまた可愛い!

ツボにはまる要素が多すぎて冷静になれません。

4

40代×30代の恋愛事情

薄い小冊子に詰め込んである小さな文字を一字一字さらう様に読みました。
『深呼吸』が中途半端にゴールしていたものでその後の二人が気になって堪らなかったのです。いつもは買わない雑誌が何で部屋に置いてあるのか分かりました。妻も小冊子目当てだったようです。
恐るべし!コノハラー!!神様仏様コノハラ様ですよ。我が家は。

とても面白かったです。

40代の攻めおじさんがとてもガッツ有る良い男へと成長しています。
30代の乙女受けはますますパワーアップ乙女ちゃんに成長しています。
お互いを想い合う仲良しラブラブなカップルでした。縁側でエッチしています。セクシーな淫乱受けは健在でした。コトが始まると二人共止まりません。攻めのテクニックのレベルが確実に上がっています。
二人の相性バッチリで満足しました。
一緒にこれからも一軒家に二人で夫婦(夫夫)のように住んでいく事でしょう。
良かった良かった。めでたしめでたし。


5

何とか入手!

いつもは雑誌は買わない派なのですが、
この冊子をどうしても読みたくて雑誌購入となりました。
ただ、この雑誌自体も、なかなか売ってなくて・・・。

深呼吸で、遠距離という終わり方をした2人の後日談です。
本編も十分幸せな終わり方だったのですが、切ないストーリだった分
より近くにいる日常の付き合いというが、どうしても読みたくなります。

ひられた瞬間、「細かっ!!」字の小ささに驚愕しました。
いや、勿論嬉しいんですよ!いっぱい読めるから!!

2編も入っていて、とても幸せな気持ちになれました。

1

深呼吸の続き

「深呼吸」の番外短編が、それも2作品も読めるとあっては、これはやっぱり手に入れたくなるでしょう。
本編の方が、ようやく二人の思いが通じて、ってところで終わっているので尚更です。

冬、榛野がイギリスから帰って来ます(雪とマフラー)。
そのまま二人は、谷地の家で一緒に暮らして、
近所の神社の夏祭りに浴衣で出かけます(夏の縁側)。

谷地は、弁当屋のアルバイトをやめ、英語教室の先生になっています。
二人が一緒に暮らしていくためには、やはりそれなりの職業バランスをとらなくてはって事でしょう。
そして、榛野が、意外に何もできなかったり、セックスの時は奔放になったりするところがかわいいです。



3

「深呼吸」のラブラブ後日談

普段小bは買わないですが、コノハラーのはしくれとしてこの小冊子は欲しい!
なんといっても、あのやっとくっついたところで切ない遠距離恋愛の一時の別れのシーンで終わった『深呼吸』の書き下ろし番外編が載っているとあっては!!
まったく、憎いことをしてくれますよ。
本当だったら、本編のあとに欲しかった話ですよね。。。

[雪とマフラー]
榛野がイギリスから帰国した日のお話です♪
空港まで出迎えにいく谷地ですが、あいにくの雪と事故で交通機関が遅れ、到着予定時刻を2時間も遅くなってしまう。
そして、ターンして榛野視点で、彼が絶望を味わいながら谷地を待っていたのを隠して再会する喜び!
榛野も割とクールな人ですし、谷地もおとなしい感じの人ですし、待ちに待った再会ですが人目のある場所です。
ラブラブに抱き合うことはできないけれど、寒いだろうと思いやる谷地の優しさ、
谷地の手編みのマフラーにふと嫉妬を覚える榛野とか、
ああ~ん、、、この二人が帰ってきたよ!!という感じのお話はとても優しくうちに込めた熱い思いが溢れていました。

[夏の縁側]
帰国した二人は一緒に暮らしています。
それは同棲しているというのではなくて、帰国して次に住むところが決まるまでの仮の宿ではないかと谷地は思うのだが、一緒にいるのが当たり前になってしまって、榛野に聞けないでいる。
そんな同居のある夏の風景。
榛野が疲れているのではと思い、誘う風な彼の身体を思いやってやんわりとそれに答えないと、拗ねる榛野。
謝る榛野とそのあと甘いひと時が流れるのですが。
ここで、読者の自分が忘れていたのは、榛野は健気でしとやかな男なんではなくて、ゲイであり本当の恋をしないで、短い付き合いを繰り返してきた男だったということ!
どちらかというと欲望には奔放な印象をもつ男だったのでしたよね。
ただ、本当に好きになった人は谷地だけなので、彼に対する態度に最初はぎこちなさが残る、だけど、行為が始まると結構彼は欲望に忠実で素直だったりするということ♪
そして夏祭りに榛野の浴衣姿が見たいと、浴衣を着せて二人で夏祭りに出かけるのです。
そこで榛野が下駄の鼻緒を切ってしまうのですが、なんと!!ノーパン榛野☆☆☆
その前の以前のエピソードに、谷地が茂みを触るのが好きで、ちょっと勘違いして「剃りましょうか」っていったとか・・・なにげに榛野が無防備な天然だったということが!!!
おまけに我慢できなくなった榛野のおねだり縁側エッチー!
ありがとーありがとー♪♪♪
なんか榛野が余計に可愛く見えてきたよw

そんなですねーとってもとってもラブラブな、
そして静かだけど確かな愛情と結びつきを見せてくれたのでありました。
この二人がいとおしくなる話でした。

他の特集としては、リブレで出版された木原作品を振り返り紹介する形。
その中でイラストを担当した作家さん、あじみねさん、ヤマシタトモコさんはまるっと1Pももちゃん♪、金ひかるさん相変わらず肌色w、祭河さん、梨とりこさん、北畠あけのさんは榎本の顔アップが!?、元ハルヒラさん、高緒拾さん、麻生ミツ晃さんは透がケーキ屋でバイトをはじめるきっかけのショートマンガがv、
そしてそして、これは番宣兼ねてますが、7月に発売されるcitronで連載の始まる「泣けるBL」に載っていたお話「期限切れの初恋」のコミカライズの一部をピックアップ。
これは・・・

と、まあこんな感じの構成はいつもの小bの特集冊子の構成と似てますよね。
貴重な短編が読めたたのが一番の収穫でした。
何かの単行本掲載が望めるのか、望めないのか、そんな感じですので、是非持っていたい1冊になるのかも!

8

この作品が収納されている本棚