marun
under the rose mabataki wo sankai bangaihen paper
本編の素敵な作品でしたがショートも手を抜いていませんね。
受け様も元気になり、都会に戻る3か月前の小学生の時のお話です。
バレンタインデーでの一コマで、受け様が可愛らしい焼き餅を焼いてる微笑ましい姿。
かなり萌え心を擽りますが、それに対する攻め様の素直な事に萌え度が更にアップ。
受け様ももちろんチョコレートを貰いますが、それはアイドルにでもあげるような感じ
でも、攻め様へは女子の皆さん、義理だ義理だと冷たく言って渡してますが
身近な意識してる異性への本命チョコの雰囲気なのです。
それを敏感に感じ取った受け様は、ワガママみたいに攻め様が貰ったチョコと
自分の貰ったチョコを交換しようなんて・・・・
でも、やっぱりそれだけでも受け様の気持ちはダメで、結局は薔薇の下に埋めるのです。
タイトルのunder the rose、のままに二人でチョコの墓石を作りあげる。
そして、自分がいなくても、毎年一人でも埋める事を約束させる受け様。
子供の独占欲!凄まじいです(笑)そして毎年律儀に守る攻め様の後の姿が目に浮かぶ。
そして本編へまた続いていくのです。
小学生の一佳と令が離れ離れになる、少し前のバレンタインデーのお話です。
本編で何度も何度も泣いた私としては、甘くくすぐったい二人の心と言葉の掛け合いに、ほんわかあたたかくなりました。
こういうのって、何だか分かるなぁと思います。
田舎にやって来る転校生って、一つ格が上に見える。
少しの羨望と好奇の眼差しが向けられて、良くも悪くも特別扱いされるんですよね。
だからどれだけ人見知りがあっても、令のような見た目がいい子は必ずモテてしまう。
けれど、令は実際のところ、現実を分かっている、という。
それが何とも可愛い。
女子にぞんざいな扱いをされても、怒ったりキレたりせずに、「酷いなぁ」と笑ってくれる一佳だからこそ女子はもっとそういう扱いをする。
けれど、本当に一佳を好きだからこそ、サトラレたくないんですよね♪
その事を令はリアルに分かるから、ぷんっと口を尖らして怒っちゃう。
本編でもありましたが、一佳が振り回されているようで、実は令の方が激情型で振り回されやすいんだろうと、幼き日のヒトコマでも分かりました。
実際それを毎年やってのける一佳は凄いと思うし、それを見てふふふときっとほくそ笑む令も実はちょっと怖い(笑)
いいんです。
二人が通じ合って幸せであれば〃
本編中にも主人公達の小学校時代のエピソードはありましたが、彼等がその頃からどんなに互いが好きだったかがわかるような、とっても可愛らしいバレンタインデーのエピソードです。
令が女子に「甘いものは好き?」と聞かれると「好きじゃない」って答える。
一佳は「なんでそんなウソをつくんだよ」というと、来週バレンタインデーだというのです。
一佳は過去にも両手位はもらってるそうですが、どれも全部義理だと言われて渡されているんだと言う。
しかしその当日になると、やはり皆義理だと言って渡しながらも、一佳は15個も、令も12個もらうことになる。
まだまだ子供子供しい一佳に対して、はっきりと気持ちを持っている令はそれに嫉妬する様が描かれるのですが、
この二人のやりとりが、一佳が無意識のワンコみたいで、
そして、令のほうが若干強めの「好き」という感情を持っているな~というのがとてもうかがえるエピソードでした。
結局、チョコレートは二人の口には入らずに・・・
本当にかわいい子供の恋のお話なのに、何故かとても胸にキュンとくるお話でした。
いや、キュンというより胸が熱くなるような。。。
小学生時代のバレンタインのお話です。
本編のネタバレ的要素は一切ありませんので、ペーパーを先に読んでしまっても全く問題ありません。
詳しいあらすじは他の方がして下さっているので割愛します。
一佳も令もたくさんチョコを貰えたのですが、一佳のは「義理チョコに見せかけた本命チョコ」ばかりで
ヤキモチを焼いている令が可愛かったです。
「食べ物を粗末にしてはいけません!」と言いたくなりますが。
確かに一佳は性格も良いから女の子から見て本命にしたいタイプではありますよね。
本編は神すぎて上手くレビューが出来ない…(評価自体は済んでいて勿論「神」でしました)
ですので代わりに(?)ペーパーのレビューです。
2人が小学生の琴のお話で、
とてもかわいいひと時が描かれています。
バレンタインで女子からチョコをいっぱいもらうんだけど、
令は、一佳がチョコを貰うことが、悔しい!
自分が好きで、一佳は自分のものなのに、
その他の女子が想いを寄せることが許せなくて。。。
という、普通のカプでこのストーリーだったら、
「で?」と冷めた気分になってしまうのですが、
本編があのように、運命的なストーリーであり、
涙を誘うものであるからこそ、
このようなかわいらしいお話をSSにしたことが、
うまいな~と思わされました。
オマケペーパーの番外編は、二人が出会った最初の年の、まだかわいい小学生だった頃、はじめて迎えたバレンタインのお話。
令の方がちょっとませてて、女の子達がチョコレートに託す想いに感づいて、嫉妬する姿がかわいい。
で、一佳の方は、そんなことには何も気付いていないのに、令にだけ直球を投げ返す。
ずっきゅ~~ん!
ってね。
バラの木の下の秘密が、連綿と続くって、
そんな無自覚な執着が、強い、強い、執念となっていたからこそ、この二人は、奇跡を起こしてよみがえったのね。
そう思うと、ちょっとホラーかも
バレンタイン
相変わらず~な二人の一面が良いです。
番外編~ということで、本編の続編かなというイメージだったんですが
過去のものでしたね。
一途な攻は嫌いじゃないwww
ただいかんせん、本編もそうなのですが、イラストのイメージと違うというか・・(悪い意味でなく)
キャラ萌がなかったのが至極残念。
受が居なくなってからも
毎年チョコを埋めに来る~の図をそうぞうしたら
でもなんだか可愛いくなりましたw
何にせよ、一生懸命な一途は可愛いのである
一佳と令が子どものころのバレンタインデーのおはなし。
もうすでにこの頃から出来上がっている感のあるふたりw
「under the rose」初めて聞きましたが、「誰にも秘密」とか「こっそりと」みたいな意味の慣用句なのですね。なんだかロマンティックw
その慣用句に絡めて、エピソードは短くもじんわりと展開。
食べ物粗末にするのは・・・。と思わなくもないですが、令のやきもちっぷりと二人の互いへの想いと一佳の一途さを存分に感じられるショートストーリーでした!