東雲月虹
oujisama no hachimitsu
結ばれて、約半年ほど遠距離恋愛を続けていて、
ようやく東京の犬養のアパートへ訪れた静央です。
恋人の部屋へ来るなんて事も初めてで
それを口にした途端真っ赤になるウブ過ぎる静央につられて
32歳でも恥ずかしくなっちゃう犬養が可愛いw
その日の夜はたぶん(描写はありませんでしたが)睦み合ったはずです。
だから、一日まるっと空いてる二日目は
静央は25歳でまだ若いし、行きたいところもあるだろうし
出来るだけそれに応えてやりたい。建前は。
本音は、年甲斐もなく帰ってしまう時間までずっとこの部屋で抱きしめて過ごしたい…。
朝食時にリクエストを促した犬養ですが、
静央はトーストに塗るはちみつボトルを手にして何やら言いたそう。
毎日電話くれて、電話出来ない時はメールで
遠距離でも寂しくないように犬養が想ってくれるのが嬉しいとポツポツ話します。
安心するけどやっぱり会いたいって思っちゃって、
「なんか、そういうのがはちみつみたいに底に溜まってて……
だから、あの──」
恥ずかしそうに言いにくそうに「ど、どこへも行かなくていいです」。
犬養同様、静央も帰るまで二人だけでいたかったなんて!!
犬養の気遣いを申し訳なく思うあたり、本っっっ当に優しいコ!!!
その様子に胸を詰まらせた犬養は朝ご飯の後ベッドに戻ろうと提案すると
やっと笑顔になるという……うぉああぁぁぁあぁぁあああ!!めごい!!!!
やだもうあてられちゃったよ!!
でも幸せそうで何よりですよお二人とも!!
純情で素直で可愛い静央の、最初で最後の恋でありますように!!
(犬養、頼んだよ!!w)