わか竹
BLゲーム「Lamento」の発売に先駆けて公式から
発行された設定資料集です。
フルカラーB5版、30pとほぼ映画のパンフレット並みの厚さ。
ゲーム内の既出の背景CGとイベントCGがメインで、世界、種族、
伝承などについて分かり易く解説してあります。
登場キャラへの言及や描き下ろし絵などは一切ありません。
ゲームをプレイする前や興味があるけれど前知識が欲しい方に
うってつけだと思います。
「世界の章」
主人公の種族、リビカが暮らしているのは島国の地図から入り、
各街や最初に足を踏み入れる「迷いの森」など、
ゲーム内で訪れる場所についての成り立ちや謂れが書かれています。
冒険の地図を見るのが大好きなのですが、島国の外はどんななのか
気になります。
「生物の章」
リビカという種族の特徴を身体的なものから解説しています。
人間を指して言われる「二つ杖」の伝承など、こうして読むと
分かり易い(ゲーム内のテキストは長く感じましたね)
尻尾の表情が立ち絵で説明してありました。か、可愛い。
ゲーム内では、耳とあわせて思いもよらない萌えポイントでした。
発売前に出た本のせいか、情報量は、
ホームページをそのまま載せたレベルとあまり変わらない様に思う。
紹介文は、衹沙を旅するソマリ(確か本編では図書館の本の著者として名前が載ってるだけのキャラ)視点で書かれていて、「world guidebook」の名の通り旅行記みたいな趣がある。
何せ長いゲームだったので、衹沙が常春のような気候だったことや、
リビカの生態や雌雄の違い、衹沙の地理情報など、
意外と忘れてた舞台設定を振り返る資料にはなった。