airi
原作は一年以上前に読んで、いまだにずっと心に残り続けている大好きな作品なので、どうしてもSSが読みたくなって、SS付きを買い直しました。だから、同じ本が二冊あるんです。
原作では、和美視点が最後に少しだけだったので、このSSで、和美が和也に乱暴なことをしてしまって後悔し、見捨てられるんじゃないかと不安になる気持ちがよくわかって、ますます和美が愛しくなりました。夢にうなされた和美に「行くな」とつかまえられた和也もそうだと思います。
和也が「どこにも行かないから」と言ったときは、背中を向けて毛布をかぶってしまった和美ですが、「ここにいさせてくれよ」と言われて泣きそうになって、でも恥ずかしくて背中を向け続けてるところが、本当に可愛いです。
和也は辛いことを乗り越えた人だから、包容力がありますね。やんちゃだけど繊細な和美を受け止めてあげられるのは、和也だけだと思います。やっぱりこの二人じゃなきゃって再確認しました。
小山田あみ先生のイラストも素晴らしいです!このイラストじゃないとここまで好きにならなかったかも?