サガン。
迷途之戀
「愛はね、」のおまけペーパーです。
「愛のはなし、恋のこと」の中の行間というか。
それまでの、というかそうして新しく築いた絆ゆえなのか。
安心しきって眠る望とそれを見つめる俊一。
俊一の中の静かな波が寄せては返すような様が描かれていて。
結局、俊一はこの先どこへ向かって行くんだろうと、どこか想像できない部分もあったり。
その後の自分を想像できない俊一はずっとずっとこのままの平行線を歩いていくつもりなんだろうか。
望が許す限り。
動き出すためにはきっと俊一の方からの歩み寄りが必要で。
けれど、今の俊一を見ているとただ歩み寄ればいいってわけでもない気がして。
いつまでも続けられる関係を保とうとしている俊一はやっぱりズルイのかなぁ…。