kirara
kagi heya series kanketsu kinen premium book
商業誌『鍵』シリーズ&『部屋』シリーズの完結記念小冊子です。
リンクスロマンスのシリーズ完結記念小冊子(PREMIUM BOOK)はこれと他の作家さんの作品分のもう1冊しか持っていないのでこれが標準仕様なのかどうかわからないんですが、新書と同じ大きさ(厚みは半分強くらい?)で同じようにカラーカバー付き。背表紙のマークやデザインも商業新書とお揃いで本棚に並べてもしっくりくる感じです。大変豪華な代物でした。
1編目『鍵とぬいぐるみ』
雅人(『鍵』の攻)が招待されたパーティのあと、雅人とホテルに泊まることになった実浩(『鍵』の受)。
部屋にいると雅人と一緒に同じパーティに出ていた竹中(『部屋』の攻)と久貴(『部屋』の受)もやって来て、やはり泊まるとい言います。
タイトルの『ぬいぐるみ』は、ホテルのターンダウンのサービスでベッドに置かれていたものです。2人が熱い夜を過ごす間、ぬいぐるみはルームキーと一緒に放置だった、という。
2編目『愛しい鍵』
雅人の兄(久貴の伯父)の銀婚式の身内での祝いに呼ばれた実浩。もちろん、雅人も竹中も久貴も揃います。
それに加えて、二級建築士として働いているものの、若い上に童顔のせいもあり信頼されないことで悩む実浩の様子も。
3編目『Sweet Suite Room』
以前竹中が実浩を想っていたことを知っているため、過去だとわかってはいてもいまだに実浩を気にしてしまう久貴。
自分に足りないところはないかと竹中に訊いて・・・
まあらぶらぶなんですよ。
4編目『熱帯夜』
真夏にきっちりスーツを着込んでいる竹中に『暑くないのか』と自分は無理だとノースリーブのシャツの久貴に、竹中は『あまり露出はしないで欲しい』と。
5編目『愛しい部屋』
『愛しい鍵』の部屋CP視点かな。
実浩と一緒に仕事をすることになった久貴。実浩のことはなんとか吹っ切れたようですね。
ラスト『ふたりだけの部屋』
なんとLeeさんの漫画です。
久貴が親友・信に甘えて抱きつくシーンを見てしまって内心は嫉妬メラメラだったり、可愛い久貴にクラクラ来てしまったりしても、あくまでも表情に出ない竹中。
本編小説ではなかなか窺えない竹中の内面が絵で表されるとここまでおかしいものか!いやあ、面白かったです。
なかなか内容の濃い小冊子でした。よかったです。