umeair
raitei heika to dekiai no tsugai ~miko no matsuei ha kokou no koutei no araburu ai ni oboreru~
「雷帝陛下と激愛のつがい」コミコミさん特典小冊子のこちら。
文庫本で12Pほどのボリューム、結婚式を1ヶ月後に控えた時期のお話です。
無愛想・無表情な攻めがアシェル(受)を見るだけ、
その一言だけでパッと顔を輝かせ、生き生きするのが
たまらなく可愛い&萌えるー…!!(◍°꒳ °◍)
大好きな年下寡黙溺愛攻めの結婚式前の様子、噛み締めながら読みました。
以下、内容と簡単な感想を…
衣装合わせの場で仕上げにマントを羽織った皇帝ゼイランに、仕立て屋・バナートが恐る恐る
「い、いかがでございましょう…?」と尋ねると、ゼイランは「問題ない」と答えつつも
その養生はいつもと変わらぬ冷ややかな無表情。
それを見て、側近・カインがとりなすように声を上げ
「素晴らしい出来だな!陛下もそう思われたでしょう?」と
目線で促すも、バナートはとても不安そうで…
ゼイランの真意が読めず、何か過ちを犯したり
皇帝の気に入らないことがあれば、例の力で黒焦げにされるのではないか…
という怯えが透けて見えます。
”そう怖がらなくても大丈夫なのに、肝心のゼイランがこの態度じゃなあ…”と
カインが内心でため息をついているとー
そこに思いがけぬ、アシェルの訪れが。
まだ僅かに火傷の跡が残った顔で、白い大型犬・パウを連れたアシェルが部屋へと入ってきます。
高齢猫・イアがご飯を全部食べてくれた、と報告に来たアシェル。
その報告後、立ち上がって向き合ったゼイランの格好をまじまじと見て、こんなセリフを。
「その衣装、とても素敵ですね」
「ここの刺繍がすごく凝っていて…(中略)ゼイラン様によくお似合いです」
この時のゼイランの返事が、「そうか」の一言だけなんですが。
その一言もものすごーーーーく甘い声音で言ったんだろうな、と想像がつくし。
何よりも!
その後の行動が…♡
アシェルの手を取り、その甲に恭しく口付ける。
その口の端は上がっていて、自然な笑みが。
その表情の変化にポカンとする職人たち(*´艸`)
アシェルがいるだけでその場の雰囲気がパッと温かなものに変わります。
その後も、ごく自然に衣装とゼイランを褒め称えるアシェルの言葉に乗る形で、
仕立て職人達がなかなか言い出せなかった”その他の衣装の試着”を
次々進めていくゼイラン。
微笑みあう二人(+パウ、の1匹♡)を見て
笑みを浮かべる職人たち、そしてほっと胸を撫で下ろすカインなのでしたー
というお話。
「受けにだけ心を許し、溺愛する攻め」大大大好きな自分にとって、
ご褒美スイーツのような内容のお話でした(*´∀`*)୨୧
この二人の無自覚イチャイチャ、番外編でも続編ででも、
いつか見られたら嬉しいです☺︎✨