てんてん
Ignat no hanayome
本品は『イグナートの花嫁 1』の
アニメイト有償特典小冊子になります。
幕間的な短編5本を収録しています。
巻頭の『出会った頃の夜の話』は
イグナートの住処の夜はリタには寒すぎて
暖を求めてイグナートの寝床にもぐりこむ小話です。
B6版サイズで表面フルカラー、内面モノクロ印刷にて
5本の短編が収録されています。
他のお話は以下の通りです
『街にて』市場で買い物をする話
『帰路』イグナートに背負わせてみるオーロラの話
『おでこ』リタが転んでけがをする話
『二人の夜』ある夜の話
短編の小冊子って初めてでしたが
20ページなのでそれぞれ1頁では終わらないので
少しづつ本編では見えないところを
補完した感じで面白かったです (^-^)/
20ページの中に短い単話が五シーン入っています。
タイトルだけ出すと
「出会った頃の夜の話」
「街にて」
「帰路」
「おでこ」
「二人の夜」
となっています。
リタの年齢は本編でも語られてはいませんが、夜寝る前に寂しくなってしまう所が、リタの年齢的な幼さと甘え上手な可愛さが存分に発揮されています。家族を病気で失ってからリタは誰にも甘えられなかった事の反動がイグナートとの生活で出てきているのかな?そんな想像をしながら楽しみました。
そして、本編第三話の街へのお出かけシーンを補完するストーリーが「街にて」と「帰路」で収められています。美味しそうな食べ物を前に可愛らしいリタくんのお顔や、ちょっと力の抜けたイグナートのイケメンさが増したお顔が拝めます。(ここのイグナートのお顔は私基準で一番美形に描かれていると思います)そして、リタは音楽好きなのかな?と思われる表現がありました。楽しそうに過ごしていた二人ですが、いつの日か人間の生活の中に二人が迎え入れられる未来はあるのだろうか?楽しそうではあったけど、「今は、ここがいい」というリタにまた違った街での未来があって欲しいなと思わずにはいられませんでした。
甘えん坊のリタを年の離れた弟の様に面倒見てあげているイグナートの尊さが様々な美しい背景と共に詰まっている1冊でした。