しぐれ西瓜
haibokumaou, yuusha no matuei to 500nengo no shakaihukki
「敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰」ストーリーのその後、コミコミスタジオの特典ペーパーです。
アドルが完全に社会復帰を果たし、国家安全情報局の監視下から解放された後のお話です。
二人が一緒に居るのは、100%お互いが望んでいるから、そして、今までは組織からの支給品で生活していたけれど、これからは、自分達の好きな物を選んで買って使える。精神的にも、物理的にも完全に自由に恋愛出来る事になった二人。この事実にオズは恥ずかしさもありながら、今までの人生では想像出来なかったような甘々な幸せを堪能しているのがよく感じ取れました。
何を買っても自由である事、そして二人で少しずつ好きな物を生活に増やしていけるという、一見普通の事がこの二人にとってはようやく手に入れた「幸せ」なんだなぁと、とても温かな気持ちにさせてくれるお話でした。
二人が何を買ったのかは、読んでみてください。
買ってはいないけど、話の途中で出てきたセクシーで時代がかった衣装はアドルが纏っているイラストで見てみたいなーと、思いました。「貴様の趣味はよくわかった」はブーメランとして私に刺さりました。
本品は『敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編後、穏やかな春の日の出来事になります。
アドルが社会復帰した今、
オズもハンドラーとしての任を解かれ
ひとまずは国家安全情報局の管理下から脱し
今の2人暮らしに第三者の思惑や命令は絡まず
お互いの一緒にいたいという気持ちでの生活です。
10代のころから訓練や軍務で国内外を飛び回っていたオズは
決まった相手と落ち着いた関係を継続したことがななく
こんな生活を想像した事すらありませんでした。
今日は2人で連れだって買い物に出ています。
生活必需品のほとんどが政府支給だったから
わざわざ買い物をする必要がなく
自分たちで必要なものを買うことに
楽しく感じていて・・・
A4サイズ両面に2人が買い物に出掛けるお話です。
アドルは新しい店の建築現場に興味津々で立ち止りますが
オズは古典劇の役者の着るような衣装が飾られた
ショーウィンドーで足を止めたりしつつ
今日の一番の目的である家具店に到着します。
先日の夜に熱中するあまりマットレスを燃やしてしまい
新しいベッドを買いに来たのですが
そのやり取りがいちゃいちゃにしか見えず
オズがアドルのためにとある物を買い求めるのも
優しい未来を想像させてほっこりさせて頂きました♪