umeair
hihyou no ouji to ikyou no hoshi
「氷豹の王子と異郷の星」電子限定SSのこちら。
スレン視点、”常春の儀”=悠との結婚式&披露宴の最中のお話です。
三日も続く披露宴にうんざりしながら、招待客を眺めるスレン。兄に代わり王となってからの多忙な日々、仕事が山積みで眠れない日も多く、挨拶する人々に対応するうち、思わず指先から杯が滑り落ちそうに。
そこをやんわりと手を支え、救ってくれたのが悠。
その後月光が差す寝室で、頼もしい純人の伴侶が見せてくれた「スレンに喜ばれたくて、準備していたもの」とはー
といった内容です。
幼い頃から何か贈り物をもらったという記憶のないスレンにとって、悠からの贈り物=結婚指輪はたとえその意味が分からなくとも、特別なものになったんだろうな…と、読みながら思わずにっこり。
(ところで、悠が「僕の給料を全部注ぎ込んだ」って言ってたんですが、この”給料”とはどこで誰からもらったものなんだろう??)
お互いに指輪をつけ合ったあと、スレンからの思わぬ指輪への装飾のプレゼントに泣きそうになってしまう悠も可愛いです。”年上の威厳”を保ちたいって気持ちも分かる( ̄∀ ̄)
あまあまな二人の結婚披露宴の様子に心が温かくなるお話でした。