kurinn
tensei omega dakedo unnmei no alpha niha nabikanai
本編レビューでは受けのナナキの性格が好きになれないと書きましたが、こちらのコミコミさんの小冊子では彼の精神状態が安定してて一度も怒りを覚えていないので気持ち良く最後まで読むことが出来ました。
そしてルドヴィクスは番を得たことで安心して国の政に向き合う事が出来てる事が伺えます。更にナナキとフジコの為に彼が取った行動が泣かせるんです。やっとアルファらしい公王になったと思いました。離宮の中庭に建てた離れが思い出の小屋を模していて、そこで3人で寛ぐ様子にホッコリさせて頂きました。
その前にも収穫祭でナナキの為に用意した物もあるんですが、そこはやり過ぎだろうとスンっとしてしまったので評価には入れてません。入れてたら一つ下げてしまうので、本編より好みだと評価したかったのでそこは入れてません。
本品は『転生Ωだけど運命のαにはなびかない』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
ナナキが転生してから1年後のお話です。
ナナキがローザ公国に転生してから1年余り
社交シーズンには各国の施設に王配として紹介され
女神デアの加護が大地に満ち
順風満帆な日々をすごしているかと思われましたが
庶民なナナキには広くて豪華で
人の出入りが激しい王妃の離宮は落ち着きません。
それを察したルドヴィクスは
離宮の中庭にナナキのための離れを建ててくれ・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)12頁2段組の
大ボリュームにてナナキ用の離れと収穫祭のお話です。
ナナキのために用意された離れは
森の小屋よりもこぢんまりしてベッドはひとつで
薪小屋もないものの新緑の中に身を置いたかのような
すがすがしい香りでとても落ち着きます。
ルドヴィクスによると
建物の木材に三日月の森の木を使っているそうで
「森の小離宮」と名付けた聞いたナナキは
気分が浮き立ちます。
ルドヴィスはナナキの不安を的確に見抜いて
心を砕いてくれて収穫祭ではナナキのために
あるモノまで用意しちゃうのがすごかったです♪
ナナキも素直になっていて
良き王、良き王配として支え合って行っているのが
感じられる幸せな短編でした。
いやあ、良かった。これ良いです。本編だけでも満足でしたが、この小冊子、すごく多幸感いっぱいなお話なので、是非!萌2よりの萌にしました!よい!
本編後日談です。
++
王妃の離宮を貰ったはいいけど、もともと一般庶民、そんな離宮もらっても・・・という様子だったナナキ。ちょっとプレゼントを ということで貰ったのは。というエピソードと、王配としてのお勤めのエピソードなんです。
ルドヴィクスがねえ。健気よね。マジで。二人とフジコでまったり寛げる空間は大事よね。グッジョブ!それに、受けの働いていたコンビニもどきを再現するってのも、ええやんかあ。あんたほんま健気やなあ・・・・
そんな健気なルドヴィクスに、感謝しないわけがない。
幸せと告げる受けの気持ちが、ほんとによく伝わってきたお話でした!