kurinn
shirogane no jinrou ha ikenie no ouji ni ai wo sasagu
本編レビューでザノゥサの民が美しくて強い者が好きだと書きましたが、まさにシャニがザノゥサの者たちにどう慕われているのかが分かる内容となっていました。そして、グリトニィルとシャニの仲の良さが凄く良く分かる内容となっていました。
本編はどちらかと言うとシリアスでほのぼのは少しだけでしたが、こちらのSSはユーディスティもザノゥザも危機が去った後なのでとてもほのぼのしてました。
狼獣人ときたらモフモフな訳ですが、本編では特に愛でる描写はありませんでした。ですが、ここでシャニがザノゥザの他の里の者から贈られた櫛で、グリトニィルの毛を梳かせてくれとお願いするんです。
お互いに独占欲を隠そうとしない様子にホッコリさせて頂きました。本編で甘さは終盤にしかなかったので、こちらのSSがあるうちに読むべきだと思います。
本品は『白銀の人狼は生贄の王子に愛を捧ぐ』の
フェア店舗特典イラストカードになります。
表面は中扉モノクロイラストで
裏面にグリトニィル支店の後日談を収録しています。
とある日
グリトニィルは伴侶であるシャニから
「毛を借りてもいいだろうか?」と訊ねられます。
毛???となるグリトニィルでしたが
ウイの職人に良い櫛ができたからと貰ったらしく
狼になったグリトニィルの毛をとかしてくれます。
シャニはこんなに素晴らしい櫛を届けてくれるなんて
グリトニィルがザノゥサの皆に慕われていると言いますが・・・
ポスカサイズカードの三段組で
シャニのお願いから始まる小話になります。
グリトニィルはそれは皆が
シャニに会うための口実に思えてなりません。
というのも最近はいい野菜が採れただの
雪山でシャニが載るソリができただのと
何かにつけてゼゥロにやってきているのに
シャニは全く気づかないのですよ。
でもそんなシャニも
「グリトニィルの毛の手入れをするのはこれから先俺だけ」
と言い切っていてどっちもどっちってかんじが
とても微笑ましい小話でした。
天然くんは最強ですね (^-^)/