てんてん
morning work
本品は『モーニングワーク』のコミコミ特典小冊子です。
本編後、休日が重なった前日お話です。
久々に休みが重なった日の前日、
杉嶋は久野の家にお泊りしてふっぷりと互いの熱を
堪能します。
久野から「明日、デートしよう」と言われた杉嶋は
身体が浮き上がりそうになりますが
心と反対に顔は不機嫌にしかめてしまいます。
しかし久野はそんな杉嶋の不機嫌さを気にした様子もなく
寝そべったまま都内のデートスポット特集ページを開いた
スマートフォンをスクロールさせていました。
遊園地や水族館、美術館、神社など
ベタな単語ならびに杉嶋の背中がむず痒くなりますが
ふと自分はデートの経験がない事に気づき
笑いが溢れそうになります。
杉嶋の意向を訊ねようと向かい合った久野の整った顔が
好ましく見えて・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームでのラブラブな後日談になります。
神崎と付き合っていたと思っていた時にも
人目に付くと大学外で会うのを避けられていましたが
そもそも相手にとっては遊びに過ぎず
神崎の非道にムッとするものの
隣の恋人の存在に怒りが消えていくなんて
今までの杉嶋だったら考えられない事です。
少しづつ久野を知っていく事で
彼が杉嶋が思った以上に杉嶋を気にかけてくれて
久野の溺愛が付き合ってから益々酷くなりますが
嫉妬めいたものを見せられて
久野の愛し方も前とは変わってきている様子が
描かれていて面白かったです。
違うからこそ歩み寄っていけるという事なのかな。