『異世界チートで転移して、訳あり獣人と森暮らし』初回限定特別SSペーパー　番外編ショートストーリー

気になってたところ

本編の最後のところが演出のせいでちょっと駆け足だったんですよね。

こちらの初回限定特別SSペーパーにはそこら辺が詳しく書いてありました。

エルと陽色(ひいろ)達がリュコス王国の民たちと、新天地の南の島に着いてからの開拓がどの様に進んで、民たちがどう変化して行ったのかを知ることが出来ました。

そしてあの大森林の家に初めて戻った日のお話が書いてありました。新たな生活が忙しくてなかなか3人一緒に居られなかったのですが、エルが休みを取ってくれて、あれ以来初めて3人で暮らしていた大森林の奥地の家に戻って来るんです。

この辺りの描写がとても秀逸でウルっと来てしまいました。そして異世界召喚されてからずっと孤独だった陽色(ひいろ)に家族が出来て良かったと心から思えたSSでした。

人生最良の日？

村作りが落ち着いた頃のお話。
陽色が一生思い出す記念の最良の日。

エルがお休みをとって３人で過ごすことになり、あの大森林の家が気になるとの陽色の言葉でそれならばあそこで過ごそう！と３人でワープ。

ビーも大はしゃぎでみんなで砂遊びやバーベキューなど楽しく過ごし。でも村の友達やみんなの事が気になり、もう自分の帰る場所はあの村なんだと感慨深い陽色。

そうだよね、根無し草的な一人ぼっちの生活から家族ができて村ができて。
この世界に陽色の根っこは広がりましたね。もうこの世界で生きていくんだね。

そして二人の初夜。ロマンチックですね。エルの巨根はいつも臨戦態勢ですね！

そういえば本編のエルの変態加減も良い塩梅でしたね。

やっと･･･

本品は『異世界チートで転移して、訳あり獣人と森暮らし』の
初版限定挟込ペーパーです。

本編幕間、島での村作りの様子が語られています。

リュコスの人々は
辿り着いた島で新たな基盤つくりに邁進しますが
中心だったスピロが過労で倒れてしまいます。

遅かれ早かれ彼が体調を崩すのは必須でしたが
その頃から村の人々の中にもスピロに頼るばかりではない
自分達で生活を改善しようという意識が高まります。

エルは持ち前に統率力を発揮して
頭脳派で宰相タイプのテーロスとともにスピロの穴を埋め
陽色もチート魔法を使って村作りを助けました。

そしてスピロの体調が順調に回復し
人々が村に建てた礼拝堂に毎日訪れるよう程の
余裕ができた時、陽色は大森林の家に戻る事を提案し･･･

B6サイズ横長片面２段組の番外編は
陽色の人生最大の喜びの日のお話です♪

陽色達が大森林の家に戻り
今では島の村こそが自分達の替える場所なのだと痛感し
陽色の人生最大の喜びの日となったお話でした。

本編ではなかなか細々としたことは描かれないので
補充的な感じの小話でしたが、良かったです。
ぜひ初版挟み込み品なのであるうちに手にしてください。