kurinn
oujisama no ko wo harande shimattanode kiraware mono koushi ha nigerukotoni shimashita
この小冊子で本当は第一王子のオズヴァルドが辺境で反旗を翻した事件とか、チェレスティーノに喧嘩を売ってきた貴族令嬢の話を期待してたんですが、これはこれで凄く面白かったと思いました。
王太子になり窮屈な生活を強いられるアルフォンソが旧友達と王城で親交を深める様子が書かれていて、その時に第二子が産まれたばかりだからニーノに気を配るようにと平民の友人からアドバイスされるんです。
チェレスティーノはニーノと同じように赤ちゃんを育てたいと、アルフォンソと寝室を分けてまで子育てに一生懸命なのに好感が持てました。
友人達と別れてからチェレスティーノと子ども達の部屋に向かったアルフォンソでしたが、おしめが汚れて泣く赤ちゃんと泣き声で目が覚めたらニーノを魔法人形の「ちー」を使って上手くお世話をしてるチェレスティーノを目撃するんです。
手伝うキッカケを無くしたアルフォンソですが、まだまだ学園を卒業したばかりだし新米パパですからね。www
それでもこれをキッカケに寝室を一緒に戻そうと画策する様子にクスッとしました。
まだ購入されてない方はコミコミさんの小冊子付きをお勧めします。
本品は『王子さまの子を孕んでしまったので・・・』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、第二子が誕生して二週間後のお話です。
王立学園を卒業し王太子になったアルフォンソは
王族らしい振舞を求められるようになり
ちょっと息抜きと街まで出ることもできなくなります。
友人に会いに行こうとしたら何日も前から段取りをつけ
護衛が山ほどついてくる・・・のですが
王城の中なら話は別です。
今日のアルフォンソは
王城勤めのラウルが城内に賜った部屋で
学園の卒業生達と酒を酌み交わしていました。
激務のラウル故に与えられた部屋でしたが
貴族なら簡単な申請でやって来れるし
アルフォンソも少数の護衛を伴うだけで赴けます。
この場にいないチェレスティーノの話でも盛り上がり
アルフォンソはニーノにもきをくばるようにと
忠告を受ける事となり・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)12頁の
ボリュームにてアルフォンソ視点の後日談になります。
第二子の誕生で第一子が親に構って欲しくて
赤ちゃん帰りしたりするという話をきいたアルフォンソは
出産後は多忙なアルフォンソのために寝室を分けている
チェレスティーノと子供達の部屋にむかいます。
そこで見た光景はアルフォンソの予想外のもので
安心はするもののちょっと寂しくなってしまうのです。
ニーノだけでなくアルフォンソ自身も
チェレスティーノ不足だったと気づいくという
微笑ましいというか、可愛い小話でした。
※他店舗特典(レビュー済)
アアマゾン特典は侯爵家の家族とのお話、
フェア店特典は友人達と再会するお話です。
本編後日談。なんと二人目を無事出産し二人の子の世話に忙しいチェレスティーノ。片や皇太子になってあれこれ忙しいアルフォンソ。周囲の人に、二人の子をチェレスティーノが自ら育てていると話したら・・・というお話です。
++
庶民の考えが無いのは分かる。王族で皇太子だし。乳母を雇おうというのも分かる。
自分でといいだすチェレスティーノの気持ちもよーくわかる。
そこでよ!
そこでなぜ自分も手伝わねば!という気持ちにならんのだ!
やはり王族、難しいのか・・・。
まあ最後は気付いたみたいだから、いいけどさ。
やっぱりこの攻めとは相性悪いかもしれん・・と思った小冊子でした。