てんてん
aku no aiken
本品は『悪の愛犬』のコミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、バルタザールに相談事を持ちかけられるお話です。
バルタザールから相談したい事があると
一流レストランに呼び出された日秋と烈でしたが
招かれた部屋には高架下のおでん屋台がセットされ
後宮ツールを身に纏ったバルタザールが
スツール代わりのビールケースから立ち上がって
招いてくれても違和感とかありません。
どうやらバルタザールは
元刑事の日秋が仲間と晩餐をする店として
かつての刑事ドラマを参考にしたらしく
わざわざ再現したようです。
優秀な頭脳と財力を無駄使いしている男ですが
モテなそうとしてくれた事は確かなので
折角の気遣いとビールケースに腰かけます。
バルタザールの相談はユリアンについてで
再会するまでに自分の何が悪かったのかを知りたい
というものでした。
日秋はバルタザールに2人の過去を聞くのですが・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)12頁2段組の
大ボリュームにてバルタザールと弟・ユリアンについての
お話でした。
ユリアンはバルタザールにとって
本当にかけがえのない弟だったようですが
嫡男のバルタザールとメイドの子のユリアンでは
置かれた環境が違いすぎてユリアンが歪んでしまった訳も
日秋にはわかる気がすると思われるお話でした。
こういう裏事情が本編に出ないのは仕方ないけど
すごくもったいないとも思いました。
他の特典も気になっちゃいますね (^-^A
※他店舗特典(レビュー済)
honto特典は列の初コンビニ体験のお話です。
本編でも新キャラのバルタザールと烈と日秋のやり取りはコントみたいだと書きましたが、こちらのコミコミさんの小冊子はそれ以上でした。www
バルタザールが相談の為に烈と日秋を呼び出すのですが、扉を開けた先の光景に2人は絶句してるんですが読者は爆笑すると思います。感覚が昭和なんですよ。烈が「おっさん」と呼ぶ理由が何となく理解できました。
それにしてもバルタザールの異母弟のユリアンに対する愛情が本物だっただけに、可笑しいやら切ないやらでちょっと気の毒になってしまいました。
でも、このお話を読んでやはりバルタザールは良い人だと分かって、これからも烈と日秋の心強い味方になってくれるんだろうと期待しました。
ユリアンのした事は許せる事ではありませんが、どうかバルタザールの思いだけは伝わって欲しいと思いました。
ほのぼのホッコリした内容なので、まだ購入してない方はコミコミさんの小冊子付きをお勧めします。
本編後日談で、本編に登場したユリアンとバルタザールのお話でした。そう、ここ!こも気になってたのよ!という裏話というか設定が書かれていて、「やった!」と思ったので萌にしました。楽しそうだなあ、続いてほしいなあ。。。皆さん、本編買ってー!
++
バルタザールに「二人にしか相談できない」と言われた内容は、弟であるユリアンのこと。なんでこんなに恨まれることになったのか、よく分からん、なんか分からないか?ってことなんですが、その明かされる内容たるや、「あああ、ごめん、ちょっと分かるわ」というもの。
本編読んでバルタザールとユリアンに興味持った方は絶対読むべき!と思う小冊子でした。先生、ここにコレ持ってきちゃったら勿体なくないんですか・・・?