kurinn
ginro to inazuke
本編の事件解決後の馬車の中で千春の異母妹が「犬より猫派」とか言ってて、千春は恭一郎に「狼派」だと言ってました。
こちらは結婚式の準備も進んだある日の事で、屋敷の裏庭で産まれた仔猫の世話をする千春とそれを見守っている恭一郎のお話でした。
最初は余裕がある態度だったのに、千春にじゃれ付く仔猫に嫉妬して狼姿になって威嚇する恭一郎が大人がないです。
千春を独占したと思ってたところに一匹だけ残ってた仔猫が狼の尻尾で昼寝を始めたことで、威嚇されてた兄弟猫たちが戻って来て狼に戯れ始めたのです。
その様子に微笑む千春と仔猫たちにぶつぶつ文句を言う恭一郎が面白かったです。
本品は『銀狼と許嫁』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。
本編後、とある休日の昼下がりの出来事になります。
恭一郎は小さくて愛らしい許婚者が
より小さい生き物を愛しみ、愛でている姿を微笑ましく
癒されると思っています。
結婚式の準備も日地段落付き
週末の休みは屋敷でゆっくり過ごせるなってきて
昼食の後は活動写真でも誘おうかと思っていた矢先に
屋敷の裏庭に住み着いている猫が少し前に産んだ
5匹の毛玉に急襲されてしまい
もう恭一郎の相手をしては貰えそうにありません。
仔猫は今が可愛い盛りなので
千春が夢中になるのは仕方がないとは思いつつも・・・
B5サイズ両面にて恭一郎視点での後日談です。
食欲を満たした子猫たちは
遊び相手として千春の背中によじ登って
あむあむと耳や髪を喰真れて笑う千春を見た瞬間
恭一郎はすっと目を細めてしまいます。
つかも耳飾りにじゃれつくのを止められた子猫は
あろうことかぺろんと千春の唇を舐めあげたのです。
恭一郎は思わずベンチから立ち上がりますが
千春は首を傾げるばかりです。
他の仔猫たちも千春に構ってもらおうと
千春の頭や肩に群がり始めたのを見た恭一郎は
大きく息を吸い込んで白銀の狼に姿を変え
グルルと低く唸って千春に笑われる
・・・という可愛いお話でした。
千春が恭一郎の嫉妬に
「狼派だって言ったのに」と笑うと
「猫派に宗旨替えしそうに見えたよ」って♡
端々の会話が甘いです (^m^)
恭一郎の怒りが解けたとわかったら
またまたよってきた子猫たちが
狼の腹や背によじ登って皆でお昼寝する
最終オチがまたのぼので良かったです。