kurinn
akuyaku reisoku no boku to tsurenai juusha no, itoshii sekai no arukikata
本編でも明らかになっていましたが、このお話を読むとケイトがエマニュエルのことをずっと大事に思っていた事が分かります。
と言っても酔って正体を無くしている時の本音なんですよ。
そんなケイトにドキドキして胸がときめいたエマニュエルが、再びその言葉を聞こうと匿名でお酒を贈っていた事が書いてありました。
きっとこの頃からエマニュエルにとってもケイトは特別だったんでしょうね。
素面の時はエマニュエルにツレないケイトがブレていなくて、この時のケイトの心情を考えてかなり萌えました。
それにしてもレーフクヴィスト公爵の亡くなった奥方への愛情を感じさせる行事でした。
そしてケイトが侍女たちに狙われるくらい人気があったとここでも知り、無事にエマニュエルとくっついてくれた事に安堵しました。
本品は『悪役令息の僕とツレない従者の・・・』の
フェア店舗特典イラストカードになります。
表面は中扉モノクロイラストで裏面に本編後の番外SS
白百合の宴のお話を収録しています。
エマニュエルの家では
毎年6月になると知ら百合の宴を行います。
それは光魔法の使い手を呼び
蛍のような光の中に浮かぶ母上の愛した庭の鑑賞しながら
使用人達を労う催しです。
ケイトが来て初めての宴の時、
ケイトは侍女の熱い視線を逃れたのか
木の下のベンチですよすよと寝息を立てていました。
ケイトの頬には朱が差していて酔っているのかと思いますが
エマニュエルが隣に腰を下ろすと
目を覚ましたケイトは珍しくぼんやりとしていて・・・
ポスカサイズカードの三段組で
エマニュエルによる過去回想になります。
ケイトはそっとエマニュエルの手を取って
喜びを嚙みしめるような笑顔で
「エマニュエル様の従者になれてすごく嬉しい」と言い
「綺麗です、エマ様」と言うと再び目を閉じてしまいます。
エマニュエルの新ぞぁは全力疾走した後のように
高鳴り続けたのですが
ケイトはその時の事を覚えておらず
後日エマニュエルが「本当は好きなことを知っているぞ」と
反論しても嫌そうな顔をされてしまう
・・・という出会った頃の2人の小話でした。
ケイトの言葉は酔っていての本心のようですが
自分が酒に弱い自覚は無いようで
その後、エマニュエルがケイトの弱みを握るため
たびたび匿名で酒を差し入れるようになるという
続きにもフフっと笑わせて頂きました。