kurinn
kirawareteta hazu nanoni hon yondetara nanka bikei hanryo ni dekiai sarete masu
王室図書館でのフランソワの仕事を陰ながら支えていたノンノワールのエリクですが、彼の伴侶が騎士で亡くなってると知りちょっと切なくなった本編でした。
こちらのお話ではエリクの目を通して、どんなにフランソワがエルムートのことが大好きなのかが分かるお話でした。
どんなに周りが騒がしくても、どんなに誰かが話しかけても、仕事に熱中しているフランソワの耳には届かないんです。
それがエルムートが一言掛けただけで、フランソワは直ぐに反応して笑顔を向けるのです。
そんなフランソワを見て、エルムートもどれだけ嬉しくて愛おしいのだろうと思いました。
他者の目を通して2人が上手くいってる様子を書くというのが上手いですね。
本品は『嫌われてたはずなのに本読んでたら・・・』の
フェア店舗特典イラストカードになります。
表面は中扉モノクロイラストで
裏面に本編後の番外SSを収録しています。
フランソワのお仕事風景になります。
フランソワは古文書の翻訳を図書館で行っていますが
集中すると周りの喧騒も誰かの問いかけも
全く耳に入りません。
魔術塔の研究員の声掛けにも反応せず
エリクには集中してるフランソワに声を掛けても
無駄だと言われてしまいます。
彼はフランソワの集中力に改めて感心し
この若さで権威となったフランソワを褒め沢しますが
そんな2人の会話も認識されていません。
フランソワにとって言語の世界以外に面白いことなど
存在しないのでは、と思われましたが・・・
ポスカサイズカードの三段組で
エリク視点寄りでの後日談です。
フランソワを呼ぶ低く心地よい声が響くと
ジッと本を見つめていたフランソワの視線が簡単に外れ
顔を上げた先にエルムーとを認めると
フランソワはぱっと華やいだ笑みを浮かべます。
夫のお迎えを知ると
「キリのいいところまで終わらせる」と言いますが
もはや頭の中はエルムートの事でいっぱいな様子です。
寄り添い合って図書館を去っていく2人をみて
エリクはフランソワが一番好きなものをよく知っている
・・・というほのぼのなSSでした♪
エリクはフランソワの大好きを
図書館勤めを始めたその日から見抜いていたようです。
フランソワがわかりやすいのか
エリクの洞察眼によるものか、どっちもかな (^m^)