てんてん
isekai de juujin no tsugai ni narimashita
本品は『異世界で獣人のつがいになりました』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編後、ユノが初めての発情期を迎えるお話です。
ハイブリット獣人のユノと
人間界から転生した湊斗が互いを唯一無二のつがいとして
認め合ってからしばらくが経ちました。
ある朝、湊斗が目覚めると
人型を完璧に保つことを誇りとしているユノが
完全に獣身化していました。
もしかしてクロヒョウ族の薬物の効果が
まだ抜けきれていかなかったのか!? と慌てた湊斗は
ユノを揺さぶり起こします。
ところが
目覚めたユノは湊斗の慌てた様子にも動じず・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)12頁2段組の
大ボリュームで獣人の発情期のお話です。
この現象はつがいを持つと現れる発情期のものだと
説明されます。
つがいを持つと強い子孫を残さねばという本能から
無双状態のビーストモードになり野獣化するそうで
湊斗はユノとの間に子供ができないから
ユノに発情期が来たのだと理解します。
薬物のせいではないと知った湊斗は
獣身したユノの体中をぺたぺたしてしまい
発情しているユノを暴走させてしまう
・・・というラブイチャでした。
湊斗の中をユノでいっぱいにされても
子供は出来ないけれどそれはそれで幸せ♡ らしいので
読者としても温かく見守るのみですね。
本編で凄く不満だったのがユノの側近で幼馴染みのロウが、ユノに子どもを作ることを執拗に勧めていた点でした。
ユノが元々いた「ファミリア」で母親とともにどんな酷い目に遭って来たのか、ロウは近くで見て来てるんですよ。それなのに獣人の本能を免罪符にして、ユノに強い子を持つように望んでしまうのは当たり前だと私には思えませんでした。
こちらの小冊子は2人が番としてどうありたいかと決めた後なので、周りの雑音が書いてないので純粋に楽しめて本編より良かったです。
ユノが湊斗を番として結ばれてから、初めてユノが発情期を迎えるお話でした。初めは隣で寝てたユノが獣身化してた為に湊斗は凄く心配するのですが、発情期で獣身化しただけと安心した途端に動物好きの血が騒いでしまうんです。
この時の湊斗のハシャギ様とユノの戸惑ってる様子が微笑ましいやら可笑しいやらで、何度も笑ってしまいました。
このやり取りはコミコミさんの小冊子でしか読めないので、是非手に入れて読んでみて下さい!
それとやはり続編が読みたいです。