あーちゃん2016
yakuza kara no ai no yubiwa ha eikyuu ni fumetsu desu
本編終盤、指輪を比呂の両親に預ける時のお話です。比呂のお母さんカッコいいわ。
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大事に思っていた指輪が姿を変え、フランスに帰る父母に託されることになった比呂。仕舞われるところで「もうちょっと良く見せて」と言って・・・と続くお話。
本編で「指輪が大切」「ほかにない」って感じで訴えた比呂の気持ちがめっちゃくちゃ良かったし、しばらく見れなくなる指輪をもう一回目に焼き付けておきたいって思いもよーくわかって、良かったです、この追加エピ。
柏木は比呂そっくりな比呂父を嫌いになれる訳なんて無くって、あーだこーだ言って楽しんでいるし、きゃんきゃん吠えている比呂父は可愛いし、どっしり構えている比呂母さんがすげーいい女というかいい母ちゃんだし、比呂ってすっごくいい家庭で育ったよね?!ととても思った四作目とこのペーパーでした。ほんとこの両親楽しくって大好き。
本品は『ヤクザからの愛の指輪は永久に不滅です…?』の
フェア店特典ペーパーです。
本編幕間、結婚指輪騒動の一端を描いたお話です。
盗まれた結婚指輪は
柏木によってデザインを変えて比呂の手に戻りますが
比呂の気持ちが固まるまでと両親に託されます。
比呂は馴染みのないまま
何年も目にすることができなくなると思うと
指輪をしまおうとした母を思わず止めてしまい・・・
B5サイズ片面にて
指輪を通して比呂の覚悟を描いた小話です。
比呂が自分の分を取り出してみていると
柏木に指輪を奪われて強引にはめられた挙句
「オレのも試していいぞ?」なんて言ったり
柏木が「勝手に法的手続きはしませんので」と
比呂父を揶揄うような会話も有りますが
比呂にとって柏木という存在が変わっていく過程が
よりよくわかる小話でした。
シャレード文庫では定期的にフェアペーパーがつきますが
今回は稲月先生のデビュー5周年記念で
ペーパーがつくのは本作のみです。
本編の補強としても記念としても
ついている書店でのご購入をお勧めします。
※他店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典は比呂の両親の小話です。