kurinn
kono te migi
本編で気になってた歩和と彼の母親とのその後の様子を、コミコミさんの小冊子で知ることが出来ました。店にやって来るお客さんと歩和との会話で、彼が母親をどう思っているのかが分かります。
やはり簡単にことは進む訳ではなく、歩和と母親がそれぞれ距離感を測りながら交流していました。それでも久家さんから見れば以前よりは大分ましになったようでした。
そして、施設に祖母に会いに行った時に一人は父親に初めて弟のことを聞くことが出来たのでした。読者は本編で母親の「力」や弟の真実を知ることが出来ましたが、一人は知らなかったんですよね。
父親の話から弟を流産した時に一人は修学旅行で不在だった事と、母親の不可思議な言動から一人は彼女の「力」を疑うのです。
母親が失踪したままなので確信は無いものの、一人はやっと弟を消したという重荷から解放される事となります。
それでも母親が失踪したのも「死にたい」からではなく、弟を消したのも「殺したい」からではないと思いたいという気持ちから彼が凄く幸せなんだという事が分かりました。
そしてこの小冊子で1番嬉しかったのが、シロを最初に保護した小玉さんとの交流が続いていた事でしょうか?
一人が彼を受け入れて3人でバーベキューと花火をしていたのが印象的でした。