kurinn
himitsu no junshin omega to dekiaiou
本編の結末は見事だったんですが、詳しく掘り下げて書いて欲しかった事があったんです。
それがこちらの小冊子に載っていて、コミコミさんで購入して良かったと思いました。
まず、国民がジーン(ユージーン)とリリの結婚を祝福してる事は本編で分かったんですが、城に帰還してヒューゴ以外の重臣がどんな反応を見せるのか心配だったんです。
でもその辺りが詳しく書いてあって皆心は一つだったと知り胸が熱くなりました。
そしてリリのヒートが不安定でヒートの度にジーンが一緒だったとありましたが、ただでさえ執務が忙しいジーンが根を上げそうになった時に、ヒューゴがどんな事を言ってジーンを鼓舞したのかが詳しく書いてありました。
また気になっていた侍従長をどんな言葉で説得し、彼がその後にどんな気持ちで2人に仕えていたかを知り胸が熱くなりました。
本編ファンには堪らない一冊でした。
ユージーンがリリを王妃候補として伴い、城に帰還した後のお話。
本編では軽く触れられていた、不安定な発情期のお話が
こちらで濃く書かれています(*´∀`*)
終始リリが可愛いし、そんなリリをユージーンが溺愛している様子がわかり
こちらまで幸せな気持ちになりました。
ユージーン視点のリリに対する愛がすごく大きいんです。
それ以外にヒューゴの有能さがすごくて…!
先をちゃんと見て、二人のことを思って行事を進めるヒューゴはさすがです。
そのことを言われてわかったユージーンもしっかり頑張ります。
そしてー…。
ここでも本編でサラッと触れていた、ユージーンのつわりの詳細が明らかになります。
本編をより詳しく知ることができるこの特典を読むことが出来てよかったです。
本編最後の方で、王城に帰った直後の部分のお話でした。幸せ部分だけをもりもりにしてくださった番外編でにっまにまなので、番外編好き好きさんにはめちゃおススメです。
++ 以下めちゃネタバレ
お城に帰って出迎えてくれたのは侍従長。ティルスの件で責任とろうと辞任を申し出たのを何とか引き止めたと思ったら、執務室に連れていかれヒューゴ先導のもと、結婚式の日取りが決まりありとあらゆる段取りがサクサクきまり、どんどん仕事が降ってきてガンガン仕事して、と思ったら今度はリリが発情して・・・という内容。
ああ忙しい。
というのも今を逃すと挙式するチャンスは無いに違いないというヒューゴの先見の明のため。納得した攻めはブラック企業の社員かといわんばかりに働いたっちゅうお話でした(笑)。
結局この国王のいいとこって、無かったんでは?ヒューゴや侍従長など、周りがめちゃんこ優秀だったから国として成立してるんでは?と思ったお話でした。ちっこい姫様可愛いもんねえ、たぶん「どこにも嫁にやらん」って言ってそう。
本品は『秘密の純真オメガと溺愛王』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。
本編幕間、ジーンがリリを助けて帰還した時のお話です。
ユージーンはリリを伴い、王城に華々しく帰還すると
王都の民達と同様、王城で待つ者達もおおむね
リリを歓迎してくれます。
ユージーンはリリを連れて後宮に向かい、
待っていた侍従長と引き合わせるのですが、
随分とやつれた侍従長はティルスについて謝罪し、
全ては自分の責任であると辞職を申し出ます。
ユージンは侍従長の辞意を断りますが、
侍従長も譲りません。
そんな状況を変えたのは・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)12頁2段組にて
ユージーン主体での本編裏事情になります。
ユージーンの横に並んでいたリリが
おずおずながらも口を開き、
ティルスは旅の間は良く仕えてくれていた
辛い過去を忘れられず魔が差したのだろうと
侍従長の人選は間違っていなかったと言うのです。
そして無事に助け出されたのだから
過ぎたことはわすれましょうと。
一番の被害者であるリリの思いを尊重し
ユージーンは侍従長にリリために
1年間無給で尽くせと命じます。
と言う感じで本編ではサラッしたシーンに
ちょこちょこ解説がついていく補足型の番外編で
面白かったです。
2人の結婚式の準備も、突発的なリリの発情期も、
ヒューゴと侍従長がユージーンを叱咤激励しつつも
蚊帳の外で、とにかく政務を片付けさていて
ユージーンがけっこういいとこなしなので
そんな王では放っておけないと
侍従長が奮起しているのがおかしかったです。